スーパーコピー時計

グラスヒュッテ・オリジナルは新たなコラボレーションによる3本の新作を発表した。

このコラボレーションは、ドイツ(そしてヨーロッパ)初の磁器メーカーとして1710年に創業したマイセンとのものである。

ご想像のとおり、この新作であるトリオは3種類の新しいポーセリンダイヤルで構成されている。ケースは直径40mmのレッドゴールド製で、厚さは10.23mm、ラグ・トゥ・ラグは47.09mm。3種のダイヤルはいずれも薄いポーセリンの板からつくられ、1400℃というきわめて高い温度で焼成される。釉薬にはホワイトまたはセラドングリーンを使用している。この過程では割れが生じやすいが、無事に焼成を終えたダイヤルには特徴的なローマ数字やレタリングなど、すべての装飾が職人の手作業で1層ずつ描き加える。各層が仕上がるたびにダイヤルは再び高温で焼成し、定着させる。
3本の限定モデルのうち2本は、マイセンのシグネチャーである“ミスティックメゾン”の装飾を採用している。ホワイトまたはセラドングリーンのダイヤル中央に描かれた輪郭の内側に、手描きによる華やかな花のモチーフを配している。それぞれ150本の限定生産だ。そして3本目は最も大胆で、そしてわずか8本限定の最も希少なモデル。ローマ数字は姿を消し、代わりにマイセンのクレーター花瓶“Dekorwelten”に着想を得た、きわめて鮮やかなコラージュが広がる。カラフルな動物、花、果実がセラドングリーンの背景の上に描かれ、すべてが職人の手によって彩色されている。

これら3本の限定モデルはいずれも、グラスヒュッテ・オリジナル自社製の自動巻きCal.36-16を搭載している。現代的な設計のムーブメントで、パワーリザーブは100時間、両方向巻き上げ機構を備え、シリコン製ヒゲゼンマイを採用している。ダイヤルのデザインこそブランドとしてはきわめて異色だが、ムーブメントはクラシックなグラスヒュッテ・オリジナルの真髄と言える仕上がりで、必要なジュネーブストライプ、手彫りのテンプ受け、そして多くの面取りや青焼きのネジがすべて施されている。
セネタ・マイセン エディションは、グラスヒュッテ・オリジナルの全ブティックおよび世界各国の一部正規販売店で取り扱われる予定だ。ミスティックメゾン ダイヤルの2モデルは423万5000円(税込)、コラージュ ダイヤルは3万6400ドル(日本円で約550万円、日本での価格は要問い合わせ)となっている。

我々が知っていること
今年のグラスヒュッテ・オリジナルのラインナップはきわめて強力だと私は感じている。そしてこの3つのモデルは一般向けのアピール力は限定的でありながらも、コラボレーションとして実に興味深く、ふたつの異なるドイツのクラフツマンシップの世界をつなぐ架け橋として理にかなっている。完璧なプリント精度を求める人は、別のモデルを探したほうがいいだろう。これらは、人間の不完全さを楽しむことにすべてがあるのだ。

言うまでもなく、“ミスティックメゾン”装飾を施したホワイトポーセリンダイヤルは、このトリオのなかでも最も控えめな存在だろう。おそらくいずれのモデルもすぐに完売すると予想されるが、なかでもホワイトダイヤルは最も早く姿を消すに違いない。グラスヒュッテ・オリジナルの時計全般に言えることだが、このダイヤルもまた“知る人ぞ知る”という絶妙なさりげなさを備えた仕上がりだ。しかしもしこの3本のうちから1本を選ぶとしたら私は迷わず、自然界の豊かさをそのまま表現したコラージュダイヤルを選ぶだろう。このモデルは、このラインナップのなかで最も突飛なものであり、すでにすべてを持っている人々のコレクションに加わることは間違いない。

基本情報
ブランド: グラスヒュッテ・オリジナル(Glashütte Original)
モデル名: セネタ・マイセン(Senator)
型番: 1-36-16-03-05-01(ホワイトのミスティックメゾン)、1-36-16-02-05-01(セラドングリーンのミスティックメゾン)、1-36-16-01-05-01(コラージュ)

直径: 40mm
厚さ: 10.23mm
ケース素材: レッドゴールド、シースルーバック
文字盤色: ポーセリン
インデックス: 手描き
夜光: なし
防水性能: 5気圧
ストラップ/ブレスレット: ダークブルーのルイジアナ・アリゲーター・ストラップ

ムーブメント情報

キャリバー: 36-16
機能: 時・分表示
パワーリザーブ: 100時間
巻き上げ方式: 自動巻き、両方向巻き上げ
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター認定: なし
追加情報: シリコンヒゲゼンマイ

価格&発売時期
価格: ミスティックメゾンダイヤルは423万5000円(税込)、コラージュダイヤルは3万6400ドル(日本円で約550万円、日本での価格は要問い合わせ)
発売時期: グラスヒュッテ・オリジナルブティックおよび一部の正規取扱店にて発売中
限定: あり、ミスティックメゾンは各色150本限定、コラージュは8本限定

ランゲの最も貴重な貴金属ふたつを使用した、各200本限定のサイズアップモデル。

A.ランゲ&ゾーネからリリースされた34mmの1815は、時・分・秒というシンプルな表示ながらWatches & Wondersにおける今年最高の時計のひとつであり、そのサイズにもかかわらず、万人に愛されているようだった。しかしサクソニア・フラッハには長年のファンがおり、より大きなドレスウォッチを求める声もあった。今回発表されたハニーゴールド(HONEYGOLD®)750とプラチナ950の新しいサクソニア・フラッハのペアモデルはどちらもオニキスをあしらった925シルバーダイヤルを備え、このギャップを効果的に埋める、きわめて魅力的なふたつの限定モデルだ。

 直径40mm、厚さ6.2mmの本作に搭載される直径28mmの手巻きCal.L093.1は、ケースバックから見るとやや小さく見える。厚さわずか2.9mmながら、このムーブメントは72時間という驚くべきパワーリザーブを誇り、2万1600振動/時で駆動。21石、3つのねじ留めのゴールドシャトン、耐衝撃性のスクリューテンプ、そして自社製ヒゲゼンマイを備えている。

 このムーブメントは2011年に発表されたもので、これほどのパワーリザーブと信頼性が証明されているため、その成功に代わるものや改善する必要はまったくない。そしてご覧のとおり、時計は信じられないほど薄いままなのである。



 新しいサクソニア・フラッハのモデルはどちらも素晴らしい。ハニーゴールドのケースは常にコレクターにとって魅力的な選択肢であり、ブラックオニキスをあしらったシルバーダイヤルとの組み合わせはさらに魅力を高めている。プラチナとオニキスの組み合わせもまた、ホワイトメタルの選択肢を好む人にとっては堅実な選択だ。どちらの時計も200本限定で、価格は4万5000ユーロ前後(日本円で800万円前後、日本での価格は要問い合わせ)だ。


我々の考え
興味深いことに、優れたブラックダイヤルとゴールドケースのドレスウォッチは市場にほとんど出回っていない。特に、ほとんどのコレクターが、それがヴィンテージウォッチにおける究極の組み合わせだと語ることを考えればなおさらだ。現代の文脈では重厚すぎるかもしれないが、ハニーゴールドとオニキスストーンの組み合わせは本当に素晴らしい。ランゲのプロダクト・ディベロップメント・ディレクターであるアントニー・デハス(Anthony De Haas)氏は、オニキスダイヤルとあらゆるケース素材の組み合わせを試した結果、このふたつに落ち着いたと私に語った。ホワイトゴールドはこの特別感を出すには物足りず、A.ランゲ&ゾーネは以前にもホワイトゴールドのサクソニアにブラックダイヤルを組み合わせたモデルを製造している。しかしハニーゴールドとプラチナはテストでうまく機能した。ハニーゴールドのケースとブラックダイヤルはケースの色をよりホワイト寄りに押し出すが、それでもわずかにイエローとローズの色合いを保っている。

ハニーゴールドバージョン。

プラチナバージョン。

 しかしながらハニーゴールドの魅力のひとつは、ブランドがこの素材をめったに使わないことだ。最近では、ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”や、オデュッセウス ハニーゴールドなど近年勢いを増しているように見えるが、デハス氏は使いすぎを心配する必要はないと私に語った。ハニーゴールドは加工がきわめて難しいため、オデュッセウス ハニーゴールドのブレスレットの課題はさておき、製造できるケースの数には限界があるのだ。彼らはまた、この素材の美しさの一部が光によって色合いが変化するだけでなく、その希少性にあることを理解している。今後、この素材がこれほど頻繁に使われることを期待すべきではないが、今あるうちに楽しむことはできるだろう。

基本情報
ブランド: A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange Söhne)
モデル名: サクソニア・フラッハ(Saxonia Thin)
型番: 211.052, 211.062

直径: 40mm
厚さ: 6.2mm
ケース素材: ハニーゴールド(HONEYGOLD®)750とプラチナ950
文字盤色: 925シルバー、ブラックオニキス張り
インデックス: ゴールド750、ロジウム仕上げ
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ブラックでグロッシーなアリゲーターレザーストラップ、ケースと同素材のピンバックル


ムーブメント情報
キャリバー: L093.1
機能: 時・分表示
直径: 28mm
厚さ: 2.9mm
パワーリザーブ: 72時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 21
クロノメーター認定: なし
追加情報: 未処理のジャーマンシルバー製プレートとブリッジ、手彫りのテンプ受け

価格&発売時期
価格: 約4万5000ユーロ(日本円で約800万円、日本での価格は要問い合わせ)
発売時期: 発売中
限定: あり、各200本限定

オリスとコレクティブ・オロロジーによる70年代風ウォッチが登場。

コレクティブ・オロロジー(Collective Horology)は、モンブランとコラボした1858 ミネルバ モノプッシャー クロノグラフのリリース後、大盛り上がりを見せている。今回のコラボ相手はオリスだ。1970年代にタイムスリップしたような新作を紹介しよう。

オリス ダイバーズ65 キャリバー400 C.04
ベースはほかのオリス ダイバーズ65と同じ、40mm径×12.8mm厚のステンレススティールケースを採用(少なくともCal.400ムーブメントを載せたモデルと)。今回の時計は1975年までさかのぼり、ブロンズのアクセントと、1970年代のキッチン(今まで想像したなかで最も派手なタイプ)から飛び出してきたような配色をまとう。本作はブロンズ製逆回転防止ダイビングベゼル、センターリンクにブロンズを配したブレスレットを備え、さらにイエローの夜光塗料を塗布したブロンズ針が、同じくイエロー夜光塗料のインデックスとマッチしている。文字盤はオレンジとイエローの夜光、そして赤みがかったオレンジが混ざり合っていて、70年代を生きたことがなくても直感的に70年代風だと思える。

オリス ダイバーズ65 キャリバー400 C.04
前述したように、時計は自社製ムーブメントのCal.400を搭載しており、約120時間のパワーリザーブを確保する。シースルーバックを備えたケースは100mの防水性を備えるなど、ほとんどの用途には十分なスペックだ。価格は4500ドル(日本円で約67万8000円)だが、これは自社製ムーブメントを考慮したものだ。本当に悔しいのは、これが連続生産されるわけではなく、250本しか製造されないことである。

我々の考え
我慢できない。言わせてくれ。これはグルーヴィー(超イイもの)だ。

オリス ダイバーズ65 キャリバー400 C.04のリストショット
コレクティブ・オロロジーのチームは、初期のダイバーズ65で様式化された夜光インデックスをうまく利用している(それ自体がヴィンテージオリスへの回帰である)。そこにブロンズの逆回転防止ベゼル、70年代らしいカラーリング、ブロンズ&SSのブレスレットでパンチを効かせており、今年発表されたオリスのなかでいちばん好きなモデルかもしれない。

ある時点で私は、オリスが旧来の非自社製ムーブメントをやめ、ダイバーズ65のラインナップをCal.400ムーブメントに完全移行するだろうと思っていた。結果は、ふたつの異なる価格帯を展開することで、ブランドを身近なものにさせた。しかしコレクティブ・オロロジーは少し高級なものにして、約120時間パワーリザーブを持つムーブメントをチョイスした。これは正しい選択だと思う。確かに、“ダイバー”と名を冠しているのに100mの防水性能しかないため、ダイビングに適した時計ではないが、カジュアルなスキンダイバースタイルの時計としては、とても楽しい選択肢であることは間違いない。

オリス ダイバーズ65 キャリバー400 C.04
コレクティブ・オロロジーのガーベ・レイリー(Gabe Reilly)氏が指摘しているように、ほかのブランドがブレスレットやベゼルに温かみのある色合いを出すときは、ゴールドキャップ(金メッキ等)を採用していたのに対し、オリスはラインナップの大部分をブロンズが占めている。多少の経年変化は起こるものの、ケース全体がブロンズで作られていないため、ヴィンテージの金無垢モデルや金メッキ時計で見られるパティーナのような雰囲気を演出し、しかもそのパティーナを得るのに50年もかからないという長所が、本当にクールに感じるのだ。

基本情報
ブランド: オリス × コレクティブ・オロロジー(Oris × Collective Horology)
モデル名: オリス ダイバーズ“75” キャリバー400 C.04(Divers "Seventy-Five" Calibre 400 C.04)
直径: 40mm
厚さ: 12.8mm
ラグからラグまで: 48mm
ケース素材: ステンレススティール、ブロンズベゼル
文字盤: オレンジ、イエロー、レッドのマルチカラー
インデックス: 70年代風のオーバーサイズプリント
夜光: あり、インデックスと針
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ブロンズ&SSブレスレット

オリス ダイバーズ65 キャリバー400 C.04に搭載されたCal.400
ムーブメント情報
キャリバー: 400
機能: 時・分・センターセコンド
直径: 30mm
厚さ: 4.75mm
パワーリザーブ: 約120時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 21

価格 & 発売時期
価格: 4500ドル(日本円で約67万8000円)
発売時期: 現在生産中で、2023年12月に出荷予定
限定: 世界限定250本、コレクティブ・オロロジー公式ECサイトで販売

関連商品:https://www.hicopy.jp/brand-copy-IP-56.html

ゾディアック×ローイングブレザーズ いくつかの都市を変更した新しいワールドタイム GMTが登場

80年代…ディスコトップ、パンクロック、レザーブレザー、グラムロック。この時代にはすべてがあった。そして、もし本当にその時代をぜいたくに暮らしたいと思うなら、唯一無二の時計、彫刻のようなデザイン、スイスで手作りされた時計が欲しいはずだ。モンテカルロ、ビバリーヒルズ、ロンドン、パリ、ローマ、グシュタードの時間を同時に教えてくれる時計を。まあ、数十年遅れてしまったが、ゾディアックとローイングブレザーズは、まさにそんなシナリオにぴったりの時計をつくってくれた。

映画『大逆転(原題:Trading Places)』にてダン・エイクロイド(Dan Aykroyd)が嫌味なほど堅苦しく話していたロシュフコー(映画内で登場したブティックブランド)のような、ある種の薄さと彫刻のようなエレガンスはないが、ゾディアックとローイングブレザーズの新しいコラボレーションは、40mm径×13.6mm厚のステンレススティール製ケースとブルーベゼルを採用し、そこに映画で登場する重要な都市をすべて配した、新しいGMTワールドタイムウォッチだ。

内部には、ソプロード社製キャリバーをゾディアックがSTP7-20にアップグレードした、時・分・センターセコンド、日付表示を備えたコーラー(独立したGMT針)GMTを搭載する。ブラック文字盤にホワイトの24時間トラック、スーパールミノバ、文字盤にはローイングブレザーズのサインが入っており、5リンクのSSブレスレットが付いている。新しいゾディアックをつけて(ダン・エイクロイド演じる)ルイス・ウィンソープ3世のコスプレをしたければ、2195ドル(日本円で約31万9000円)かかる。彼が映画のなかで買った時計よりははるかに安いが、質屋で50ドルで買うよりかは高い。

我々の考え
恣意的であり知る人ぞ知る限定版ということで、これはこれでなかなかおもしろい。スーパーシーウルフGMTは、私のお気に入りの手頃なヴィンテージウォッチのひとつだが、ヴィンテージウォッチの堅牢性を心配していて、かつ新しくて信頼性が高くて楽しいものを求めているなら、ゾディアックとローイングブレザーズの新コラボ以上のものはないだろう。

実機を見たことがないので、新しいSTP7-20ムーブメントが使用中にどのような動きをするのかはわからない。自社製で(というよりゾディアックとSTPを所有するフォッシルグループとそのグループ内)、シリコンとアップグレードされたコンポーネントを追加することにより、強度の高いムーブメントを実現すると同時に、外部の業界プロバイダーに依存するサプライチェーンの問題を取り除くことができる。

それはそれでいいことだし、前モデルのスペックから少し価格が上がったことも正当化されるだろう。結局のところ、この時計は楽しさがすべてであり、私にとってはその条件を満たしている。さて、(映画のデューク兄弟のように)誰かジュースの先物取引をしたい人はいるだろうか?


基本情報
ブランド: ゾディアック×ローイングブレザー(Zodiac × Rowing Blazers)
モデル名: ワールドタイム GMT(World Time GMT)

直径: 40mm
厚さ: 13.6mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック
インデックス: アプライド、ワールドタイムベゼル
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: 5リンクのSS製ブレスレット、NATOストラップ付属

Zodiac x Rowing Blazers World Timer
ムーブメント情報
キャリバー: STP7-20
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示、コーラーGMT(独立GMT針)
パワーリザーブ: 約40時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
クロノメーター: なし
追加情報: 1980年代のホットスポットの都市に入れ替えたローイングブレザーズのシグネチャーブルーのワールドタイムベゼル

価格 & 発売時期
価格: 2195ドル(日本円で約31万9000円)
発売時期: すぐに
限定: あり、世界限定282本

ドイツの有名なカメラメーカーから発売された貴重な腕時計の、超限定バージョンだ。

ライカが新しいZM 11モデルを発表してからわずか数カ月後、ブランドはオリジナルのZM 1をベースにした最初のリミテッドモデルを正式ローンチした。新しいモデルはZM 1 ゴールド リミテッドエディションで、オリジナルのZM 1(以前のL 1)を踏襲しており、18Kレッドゴールド製ケースと、ブラウンのグラデーションダイヤルが特徴だ。

50本限定のZM 1 ゴールド リミテッドエディションは、オリジナルのZM 1の機能はそのままに、ケースとダイヤルを変更し、より温かみのある貴重なカラーリングに仕上げた、ブランドの最も熱心なファンのための特別なモデルだ。スタンダードモデルがブラック文字盤、赤のアクセント、スティールケースを備えているのに対し、ZM 1 ゴールドは特別な素材、特にゴールドとチタン(ムーブメントに使用)を使って表現する既存のライカ製品を再現している。

 ZM 1(これはこの記事でL2としてレビューしたZM 2の姉妹モデル)はレーマン・プレシジョン社(Lehmann Präzision)のカスタムムーブメントを採用した41mm径の時計で、時刻、日付、パワーリザーブインジケーターを提供。またパワーリザーブの巻き上げと時刻合わせのどちらを行うか、コントロールする特別な機能も備えている。この機能は第3のリューズに設定された赤いキャップのボタンで制御される。ボタンを押すとムーブメントが停止し、秒表示がゼロに帰零してリューズを回して時刻を合わせることができる。

 リューズの上にあるプッシャーで日付を進め、ワインディングモード(作動中)の場合は白、セッティングモードの場合は赤の小窓が開く。最後にカメラをテーマにしたもうひとつの演出として、ZM 1はカメラのシャッターのブレードを模した中央から開くパワーリザーブインジケーターを備えている。

leica ZM 1 gold
 リューズとプッシャーはチタン製で、ZM 1 ゴールド リミテッドエディションはブラウンのアリゲーターに18KRGのデプロワイヤントクラスプが付いており、価格は2万8000ドル(日本円で約411万8000円)となっている。

我々の考え
ZM 1 ゴールド リミテッドエディションは、ゴールドとブラックのカラーバリエーションを施した1929年発表のカメラ、“IA Luxus”へのオマージュとして製作された。しかし時計製品という観点から見ると、ZM 1とZM 2が発売されたときには感動したものの、時計がカメラのM 11と同等かそれ以上の価格で販売されることに、僕は純粋に疑問を感じていた。さて、数カ月前にライカ本社でZM 1 ゴールドエディションを見たとき、僕はいくつかの数字(とカラスのプレート)も手に入れた。

leica ZM 1 gold
leica ZM 1 gold
leica ZM 1 gold
 結局のところ、ライカはZM 1とZM 2を合わせて年間約500本しか生産しておらず、そのうちの30%はライカ以外の顧客に販売される。ということは、ライカのカメラを持っていない人たちが購入しているということだ。これは特筆すべきことであり、このリミテッドエディションがZM 1と2の年間生産本数の約10%を占めていることを意味する。すでに同意している人から賛同を得ようとしているようなものだ。

 時計のなかでも、ZM 1は非常に印象的なモデルだ。よくできていて、ライカのデザイン言語を踏襲し、カメラ関連のギミックを搭載しているが、それをまったく感じさせない。ケースと文字盤はデザインの顕著な表現であり、特に本当に特別なものを求めるライカコレクターのためのものである。とはいえ、ブラウン文字盤が僕の好みに合っているとは言えない。個人的にはやはりベゼルベースのGMT機能があるブラックとSSのZM 2を今でも気に入っているのだ。

 主な争点は価格だろうが、SS製のZM 1がおよそ1万2000ドル(日本円で約176万6000円)という値段を考えると、このゴールドとチタン製リミテッドエディションのライカからの提示価格には驚かない。50本しかないし、通りすがりの人に提供するような商品でないことは間違いない。この種のライカ製品は、あらかじめ購入資格がある可能性が高く、その魅力はフォーマットと極めて限定された生産数にある。私がヴェッツラー(またしても賛同を得よう)にいたとき、私は少なくともふたりの深いライカコレクターと話をしたが、彼らはゴールド製ZM 1のリストに名前が載ったことをとてもよろこんでいた。

leica ZM 1 gold
 ZM 1、ZM 2が発売されてから(2022年春以降に発売)、極めて短期間で成功を収めたことを考えると(最近のZM 11によるライカウォッチファミリーの拡大は言うまでもない)、ZM 1 ゴールド リミテッドエディションはライカからの真っ当な試みであり、本質的にはブランドの最もアクティブなコレクターのための特別なモデルとして機能するように感じられるのだ。

基本情報
ブランド: ライカ(Leica)
モデル名: ZM 1 ゴールド リミテッドエディション(ZM 1 Gold Limited Edition)

直径: 41mm
厚さ: 14.5mm
ラグからラグまで: 48mm
ケース素材: 18Kレッドゴールド
文字盤: アルミニウム、グラデーションブラウン仕上げ、ゴールドアクセント
インデックス: ゴールドプレートとダイヤモンドカット
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: アリゲーターレザーストラップ、18KRG製ディプロワイヤントクラスプ

leica ZM 1 gold
ムーブメント情報
キャリバー: LH-1001
機能: 時・分表示、スモールセコンド、日付表示、パワーリザーブインジケーター
パワーリザーブ: 約60時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
追加情報: リューズプッシャーで時刻設定モードを起動

価格 & 発売時期
価格: 2万8000ドル(日本円で約411万8000円)
発売時期: 本日より世界各地のライカストアで販売
限定: あり、世界限定50本