2025年06月

グランドセイコーから2025年の新作情報です。セイコー SBGE313。

伝統と進取の気風が共存する銀座の魅力を紫のダイヤルで表した銀座限定モデルが登場 

今回のタイトルは「伝統と進取の気風が共存する銀座」です。

淡いパープルカラーの銀座文字盤が非常に特徴的。

スーパーコピー時計代引き 優良サイトなんか不思議な色の組み合わせで面白いですね。

スポーティなデザインの銀座限定は珍しく、スプリングドライブGMTムーブメントキャリバー9R66搭載。

スティールケース44mmなので結構なイカつさです。

SBGE313は450本限定で、968,000 円。

伝統と品格の象徴カラー「紫」と「銀座」の情緒を融合したデザイン
伝統と品格を備えた美しい色であり、新しいことに挑戦する意欲をかきたてる紫のカラーリングを、「銀座」の象徴としてダイヤルや回転ベゼルに採用しました。ダイヤルのパターンには、銀座の街路をかたどった「銀座グリッドパターン」をより抽象的にリニューアル採用し、紫色と融合させました。回転ベゼルとダイヤルリングに示された 24 時間表示によって、3つのタイムゾーンの時刻を知ることができます。

特別仕様の裏ぶた
限定モデルならではの特別仕様として、レギュラーモデルではメタルバックの裏ぶたにシースルーバックを採用し、銀座限定モデルの証である「GINZA LIMITED EDITION」の文字がさりげなく表記されています。

SBGE313

国内限定450本
銀座限定モデル
SBGE313
スポーツコレクション
968,000 円(税込)
2025年7月発売予定

製品概要
セイコーの創業の地である銀座は、明治以降、世界から新しい文化を取り入れ、文化と情報を発信する最先端の街として発展してきました。現在は、伝統を担いつつも進取の精神を今に受け継ぐ街として、様々な国から訪れる人々を迎え入れ、時代を超えた文化の交わりを体現しています。本モデルは、銀座から世界へ、その独創性を発信しつづける街の姿をデザインしました。

※この製品は、下記取扱店舗リストに記載されている銀座エリアの6店舗のみでのお取り扱いとなります。
・グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座
・グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り
・グランドセイコーブティック 銀座
・銀座三越 新館4階 ウォッチ
・松屋銀座 時計サロン
・日新堂 銀座本店
※グランドセイコーブティックオンラインでは取り扱っておりません。

スペック
Exterior
外装: ステンレススチール 裏ぶた:ステンレススチールとサファイアガラス
裏ぶた仕様: シースルースクリューバック
ガラス材質: デュアルカーブサファイア
コーティング: 内面無反射コーティング
ルミブライト: あり(針・インデックス・ベゼル)
ケースサイズ: 横 44.0mm 縦 50.8mm 厚さ 14.7mm
バンド幅: 21mm
中留: ワンプッシュ三つ折れ方式
Movement
キャリバーNo.: 9R66 Instructions
駆動方式: スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)
駆動期間: 最大巻上時約72時間(約3日間)持続
精度: 平均月差±15秒(日差±1秒相当)
Functions
防水: 日常生活用強化防水(20気圧)
耐磁: あり
その他:
裏ぶた「LIMITED EDITION」表記
裏ぶたシリアルナンバー入り
回転ベゼル(24時間表示)
ねじロック式りゅうず
石数 30石
24時針(デュアルタイム表示機能)
パワーリザーブ表示機能
カレンダー連動時差修正機能

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まとめ

いかがでしょうか。

「【2025年新作】グランドセイコー SBGE313 スプリングドライブGMT 銀座限定 44mm」でした。

こちらは2022年SBGH297です。

銀座の街が文字盤に描かれていましたね。

歴代の銀座限定モデルを見返すと、やはり2022年のスカイブルー(ターコイズブルー)が大人気で凄いプレミアム価格になったのを思い出します。

・グランドセイコー銀座限定2025 伝統と進取の気風が共存する銀座 SBGE313 450本 968,000円
・グランドセイコー銀座限定2025 街灯りに雪が舞う冬の銀座 SBGA503 500本 990,000円
・グランドセイコー銀座限定2024 雨に濡れた夜の銀座 SBGA501 500本 946,000円
・グランドセイコー銀座限定2024 銀座ライトパープル SBGH317 530本 847,000円
・グランドセイコー銀座限定2023 銀座ネイビーブルー SBGH315 400本 847,000円
・グランドセイコー銀座限定2022 銀座スカイブルー SBGH297 260本 770,000円
・グランドセイコー銀座限定2021 華やかな銀座の夕暮れ SBGA447 200本 649,000円
・グランドセイコー銀座限定2020 SBGA425 250本 649,000円
・グランドセイコー銀座通連合会100周年 限定モデル SBGA399 117本 561,600円
・グランドセイコー銀座限定2019 柳モチーフ 100本 SBGA409 637,200円

コレとは別に銀座和光限定モデルなんかもあります。

銀座限定のスポーツモデルはなかなか無いので、気になった方は是非銀座地区の店舗に足を運んでみてください。

それではまた!

オメガの広報担当者が、人気モデルを対象におすすめを選ぶ

昨年、読者から多くの関心を集めた「オメガの広報担当者が、売上本数の多い人気モデルの中から個人的なおすすめを厳選する」という企画。本年も協力を得て、記事にすることができた。選出したのはメンズ向けに5本である。人気、担当者の主観ともに1位となったのは、“いつもの「スピードマスター ムーンウォッチ」”ではない⁉︎

時計市場で高いプレゼンスを示してきたオメガ。その成功にはさまざまな要因があるものの、優れた技術力と開発力を強みに、高品質かつ高性能な腕時計を製造してきたというのは大きい。また「スピードマスター」や「シーマスター」など、自社のアーカイブを基にしたコレクションを打ち出すことで長い歴史とストーリー性を持つというイメージを与えつつ、そのコレクションに多彩なバリエーションを加えることで、時計愛好家から初めて高級腕時計を購入するという層に至るまで、幅広いファンを獲得している。

 もっとも多彩であるがゆえに、どのモデルを購入して良いのか迷ってしまうこともあるだろう。そこで今回、オメガの広報担当者に、売上本数ランキングTop20の中から「個人的におすすめしたい5本」をピックアップのうえ、順位付けしてもらった。本コンテンツは昨年から行っており、多くの読者からの関心を集めたため、今年も掲載している。昨年と同様の顔触れかと思いきや、意外なメンツがそろう結果となった。

 


第1位「スピードマスター ムーンウォッチ」の白文字盤
 


 

オメガスーパーコピー 優良サイト「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル」Ref.310.30.42.50.04.001
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。50m防水。125万4000円(税込み)。
 第1位は不動の人気! 黒文字盤の「スピードマスター ムーンウォッチ」!……かと思いきや、確かに同じコレクションではあるものの2024年3月にローンチされたばかりの白文字盤のモデルが挙がった。なお、1位というのは広報担当者の意見だけでなく、売上本数としてもナンバーワンとのこと。

 スピードマスター ムーンウォッチは1957年に登場したオメガのクロノグラフモデルで、1965年にNASAの公式装備品に採用され、1969年のアポロ11号では月面着陸時に携行されるなど、宇宙開発のサポートを行ってきたストーリーを持つコレクションだ。長らく黒文字盤のモデルがラインナップされてきており、今年に入って新たに追加された白文字盤の存在は、大きなインパクトをユーザーに与えた。本作のリリース前年の11月、ダニエル・クレイグがニューヨークで開催された「プラネットオメガ」で本作を着用しており、当時はまだカタログ未掲載で、「あれはどのスピードマスターなのか」と話題になったことも、このインパクトに無関係ではないだろう。

 

Masahiro Okamura (CROSSOVER)
純白の文字盤は艶があり、高級感にあふれている。従来からあった黒文字盤のツール感は薄まり、モダンかつラグジュアリーな印象が強まった。
 そんな本作の文字盤は、まさに純白。ポリッシュラッカーのため、ツヤツヤとした光沢を備えており、これまでの黒文字盤のモデルにあったツール感は廃され、ラグジュアリーなテイストとなっている。白文字盤はフラットだとのっぺりした印象になってしまうこともあるが、本作の文字盤、そしてインダイアルには段差が設けられているため、立体感を有している。また針やインデックスは黒、クロノグラフ秒針の先端は赤となっているため判読性も高い。インデックスはプリントではなく、アプライド式だ。

 スペックは従来に同じ。ムーブメントも従来モデル同様に手巻きのCal.3861を搭載しており、トランスパレントバックから観賞することができる。黒文字盤よりも価格は高くなるとはいえその差はわずか。本作の登場によってスピードマスター ムーンウォッチに別の表情が加わり、好みの1本を選べるという要素が加わったのは、ユーザーにとってありがたい。

 


 

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ」Ref.310.30.42.50.01.002
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。50m防水。123万2000円(税込み)。
 ちなみに、昨年人気ナンバーワンだったスピードマスター ムーンウォッチのサファイアクリスタル風防を備えたRef.310.30.42.50.01.002は、今年の売上ランキングでは第2位だったとのことだ。

 


第2位「シーマスター ダイバー300M パリ2024エディション」
 


 

オメガ「シーマスター ダイバー300M パリ2024」Ref.522.21.42.20.04.001
自動巻き(Cal.8800)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SS×18Kムーンシャイン™ゴールドケース(直径42mm、厚さ13.7mm)。300m防水。137万5000円(税込み)。
 売上本数では黒文字盤や青文字盤の「シーマスター ダイバー300M」が上位にくるものの、“オリンピックイヤー”ということで、目立って人気急上昇したのがこの「シーマスター ダイバー300M パリ2024エディション」だ。もっとも、オリンピック関連モデルは複数出ている。そんな中で本作の人気が高いことを、広報担当者は「オリンピックモデルであることが強調されすぎていないのが良いのでは? デザインとして好き、かっこいいという声をもらいますし」と分析していた。

 確かに本作はシーマスター ダイバー300Mの意匠はそのままに、いかにも「オリンピックモデルです」といった装いではなく、すぐにこの国際的なスポーツ大会との関連性が分かるディテールは秒針の先端やケースバックにあしらわれたパリ 2024のエンブレムくらいだ。

 


 

レギュラーのシーマスター ダイバー300Mはトランスパレントバック仕様となっているが、本作は18Kムーンシャイン™ゴールドのメダリオンがあしらわれている。このメダリオンはパリ 2024のエンブレムで、ミラーとフロスト仕上げが施されている。さらにステンレススティール部分もフロスト仕上げになっており、「PARIS 2024」とオリンピックリングが刻印されている。特許取得済みのナイアードロックシステムによって、ねじ込み式のケースバックでありながらどの個体でもエンブレムが正位置になっているというのが良い。
 半面、「オリンピックモデル」という主張は大きくなくとも、特別な仕様ということは十分感じられる。レギュラーモデルはセラミックス製のベゼルインサートが用いられる個体が多い一方で、本作は18Kムーンシャイン™ゴールド製となっており、さらにフロスト加工をベースにポリッシュされたダイビングスケールが浮き彫りにされることで、独創性を感じられる意匠となっているのだ。

 ちなみにこのモデルを1週間程度借りて、着用したことがある。着用中、このベゼルを何度も見てしまうほど、本作を特徴づける大きな要素となっていた。ツヤのあるホワイトセラミックス文字盤や、サテン仕上げが基調となりつつもポリッシュとコンビネーションさせたことできらめきを見せるケース・ブレスレットと相まって、ラグジュアリーなダイバーズウォッチとして完成された1本である。本作を見たことのある読者にとっては、第2位も納得の結果と言えるのではないだろうか。

 


オメガ「シーマスター ダイバー300M」のパリ2024オリンピックモデルを着用! “特別感”と“高級感”を存分に楽しめる1本
FEATURES
第3位「コンステレーション メテオライト」Ref.131.30.41.21.99.001
 


 

オメガ「コンステレーション」Ref.131.30.41.21.99.001
自動巻き(Cal.8900)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.4mm)。5気圧防水。149万6000円(税込み)。
「幅広い年代からバランスよく売れている」ということで、第3位として紹介するのが「コンステレーション」だ。掲載モデルは2024年2月にラインナップに追加された、メテオライトのムオニオナルスタを使った文字盤である。「星座」を意味するコンステレーションに、宇宙から飛来した隕石を使うことに、粋な計らいだと感じる。

 コンステレーションについて簡単に説明を加えると、1952年に誕生した自動巻きクロノメーターモデルだ。高精度であることの象徴として、ケースバックにはクロノメーターコンクールが行われていたジュネーブ天文台のモチーフと星座があしらわれる。

 そんなコンステレーションは長い歴史の中で、何度かアップデートされてきた。現行モデルになったのは2019年で、以降、バリエーションを順調に拡充している。メテオライト文字盤モデルも、そんなバリエーションの中のひとつであり、さらにこのメテオライトモデルだけで4型20種も同時リリースされたのだから、さすが幅広いニーズに応えてきたオメガだ。

 


 

メテオライトは鉱物であるため、その模様は個体によって異なり、ひとつとしてまったく同じものというのがない。素材の特別感と相まって、自分だけの1本として楽しめる仕様と言える。
「コンステレーションって、“オジサン”が着けてるってイメージありませんでしたか? でも2019年以降、モダンなバリエーションが増えて、また自動巻きムーブメントを搭載したモデルはマスター クロノメーターにもなって、20代、30代の顧客からも選ばれるようになっています」。そう広報担当者が語るように、近年のコンステレーションにはこのメテオライト文字盤をはじめ、“ピーコックブルー”や深みのあるブラウンカラーを備えた文字盤など、オシャレで洗練された意匠をまとったモデルが多くラインナップされており、冒頭でも記したように、年代を問わずに支持されるのもうなずける顔触れだ。本当にバリエーションが多く、またスピードマスターやシーマスターほど定番ではないので、「ひとと被らないオシャレな腕時計」を選べるメリットもある。

 

オメガの公式ホームページより。さまざまな素材、文字盤カラー、サイズがそろっていることが分かる。
URL:https://www.omegawatches.jp/watches/constellation/constellation/catalog
 掲載したモデル以外にも、本当に多くのモデルがそろっているので、一度公式ホームページや店頭でその名作の数々を見て、出来れば実機を触ってみてほしい。

 


第4位「スピードマスター ムーンウォッチ」Ref.310.62.42.50.99.001

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ」Ref.310.62.42.50.99.001
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18Kムーンシャイン™ゴールドケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。5気圧防水。499万4000円(税込み)。
 第1位と同じくスピードマスター ムーンウォッチより、2022年にラインナップに加わった18Kムーンシャイン™ゴールドケースのモデルが第4位にランクイン。第2位として紹介したシーマスター ダイバー300M パリ2024エディションにも使われている18Kムーンシャイン™ゴールドをケースと文字盤に使った、贅沢な1本だ。

 18Kムーンシャイン™ゴールドというのはオメガが2019年から用いている独自のイエローゴールド合金で、シルバー、銅、パラジウムが加えられており、このパラジウムの含有量を増やすことで酸化を抑え、かつ一般的な18Kイエローゴールドよりも淡く、特徴的な色味を備えている。ちなみにこの独自ゴールドによって、オメガはダークブルーの空に輝く月の光を表現しているとのこと。確かに明るすぎない落ち着いた色合いのこのゴールドは、太陽ほど主張しない、夜空に浮かぶ月の明るさを表している。

 さらにインダイアルやベゼル、そしてラバーストラップがブラックであるため、この18Kムーンシャイン™ゴールドとコントラストを成しているということも、他のスピードマスター ムーンウォッチのバリエーションとは違ったアクセントとなっている。

 なお、昨年版のオメガの「広報担当者が人気モデルからおすすめを厳選」企画では、そのラインナップのほとんどがステンレススティール製モデルであった(第5位にセラミックス製モデルがランクイン)。しかし今年はゴールド製モデルの人気が高まっているとのこと。コンビモデルのほか、本作のような金無垢モデルも人気の上位に食い込んできているという。18Kムーンシャイン™ゴールドという独自合金とともに、オメガらしさも、ラグジュアリー感も楽しめる1本と言える。

 


第5位「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」Ref.310.30.40.50.06.001
 


 

オメガ「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」Ref.310.30.40.50.06.001
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径39.7mm、厚さ13.4mm)。50m防水。121万円(税込み)。
 2024年10月に発表されたばかりの「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」が、早くも今年の第5位となった。このモデルは、初めて宇宙へ携行されたオメガのスピードマスター「Ref.CK 2998」のリバイバル。Ref.CK 2998はスピードマスターではセカンドモデルにあたり、1962年10月3日に開始されたNASAのマーキュリー計画のシグマ7ミッションで、宇宙飛行士のウォルター・“ウォーリー”・シラー個人の持ち物として彼が着用のうえ、携行されていた。

 現行スピードマスター ムーンウォッチのブラックとは異なる、CVDコーティングによるブルーグレーカラーの文字盤はRef.CK 2998のディテールが忠実に再現されており、アルファ型の時分針や12時位置の立体的なロゴ、“PROFESSIONAL”の印字を廃するなどといった仕様が見られる。セラミックスではなく、アルミニウム製のベゼルインサートにはタキメータースケールがあしらわれており、もちろん“ドットオーバー90”も再現された。

オメガ時計コピー 代引き文字盤のみならずケースフォルムもセカンドモデルを復刻しているため、リュウズガードを持たずラグもシャープで、ケース径は39.7mmとコンパクトとなっている。

ケースバックはソリッド式で、オールドスピードマスターを思わせる、シンプルなシーホースが中心に据えられている。その周囲には“SPEEDMASTER”、“THE FIRST OMEGA IN SPACE”、シグマ7ミッションの開始日が刻まれている。
一方で機能は最新。経年変化を思わせるヴィンテージ調の蓄光塗料はスーパールミノバで、またプラ風防”のようなドーム型風防はサファイアクリスタル製である。さらにムーブメントも、現行モデルと同様に手巻きのCal.3861が搭載されている。スピードマスター ファースト オメガ イン スペースは2012年にも一度リバイバルされており、今回はコーアクシャル脱進機を備えたマスター クロノメーター認定モデルとして、オメガの最先端の性能を獲得しているのだ。

広報担当者は「コンパクトなサイズ感と、リュウズガードのないスッキリしたフォルムがスピードマスター ムーンウォッチとしては新鮮」と評価しており、同コレクションのストーリー性も相まって、2025年も引き続き大きな注目を集めるモデルとなるだろう。

ヴァシュロン・コンスタンタンから発売された限定モデルをまとめて振り返る。

ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル」のプラチナモデル、ハイジュエリーモデル、「メティエ・ダール」の4作、そして「パトリモニー」コレクション20周年を記念した限定モデルが登場した。

限定モデル7本全てを紹介

ヴァシュロン・コンスタンタンは2024年、7作の限定モデルを発表した。特にブランドのファンにとっては「パトリモニー」コレクションの誕生20周年を記念した年であったことが心に強く残ったのではないだろうか。1957年に発表されたタイムピースから着想を得たパトリモニーの20周年記念限定モデルが見せたミニマリズムとメカニカルの卓越性の融合はメゾンのアイデンティティを感じさせる。また、「トラディショナル」コレクションにもプラチナモデルとハイジュエリーモデルが限定モデルとして発売された。ラグジュアリーな世界観と職人技を凝縮したタイムピースを振り返りたい。

スーパーコピー時計 代引きトラディショナル・トゥールビヨン・クロノグラフ コレクション・エクセレンス・プラチナ

ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・トゥールビヨン・クロノグラフ コレクション・エクセレンス・プラチナ」Ref. 5100T/000P-H041
手巻き(Cal.3200)。39石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約65時間。Ptケース(直径42.5mm、厚さ11.7mm)。3気圧防水。世界限定50本。
世界限定50本で発売された「トラディショナル・トゥールビヨン・クロノグラフ コレクション・エクセレンス・プラチナ」は12時位置に大型のトゥールビヨン、3時位置に45分積算計、6時位置にパワーリザーブインジケーターが配されている。外装にはプラチナがふんだんに使用され、ストラップのステッチまでがプラチナ製である。

搭載されるムーブメントは創業260周年に当たる2020年に開発された薄型ムーブメントCal.3200で、トゥールビヨンとモノプッシャー・ロノグラフが併載されている。これら2つの複雑機構を備えながら、パワーリザーブは約65時間を確保。Cal.3200は292の部品から構成され、厚さは6.7mmに抑えられている。

トラディショナル・トゥールビヨン・ハイジュエリー
 

ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・トゥールビヨン・ハイジュエリー」Ref.6057T/000G-H067
自動巻き(Cal.2160)。30石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約80時間。18Kホワイトゴールドケース(直径41.0mm、厚さ12.46mm)。3気圧防水。ブティック限定。
ブティック限定として「トラディショナル」コレクションに300を超えるバゲットカットダイヤモンドを敷き詰めたタイムピースが登場した。超薄型ムーブメントCal.2160にはトゥールビヨンが搭載。インヴィジブルセッティングされたバゲットカットダイヤモンドによって、ミステリアスな輝きを放つラグジュアリーな1本だ。

同作ではラグからケース本体、ベゼルからクラスプ、リュウズから文字盤まで、外装の目に見えるほとんどの部分に、放射状のモチーフを描きながらバゲットカットダイヤモンドでパヴェセッティングが施されている。熟練の職人たちが、キュレット(底部分のファセット)の両側に溝をつけてカットしたダイヤモンドを、同じく職人が作成したT字型のレールにひとつずつスライドさせることで、つなぎ目なく敷き詰めた。このジェムセッティングには、緻密に計算されたカットと高い技術が必要だ。

トゥールビヨンを中心として、サイズが徐々に大きくなるようバゲットカットダイヤモンドを放射状にセッティングした点は特筆すべきポイントだ。このために、ダイヤモンドを選ぶ際に複数のキャリブレーションが必要だったという。

メティエ・ダールコレクション「 - 伝統的シンボルに敬意を表して - 永遠の流れ」
(左)ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 伝統的シンボルに敬意を表して - 永遠の流れ」Ref.2400A/000R-H024
自動巻き(cal.2460)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPGケース(直径38mm、厚さ9.88mm)。3気圧防水。世界限定各15本。
(右)ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 伝統的シンボルに敬意を表して - 永遠の流れ」Ref.2400A/000G-H023
自動巻き(cal.2460)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径38mm、厚さ9.88mm)。3気圧防水。世界限定各15本。
芸術的な時計製造技術を称え、芸術、歴史、文化からインスピレーションを得たヴァシュロン・コンスタンタンの「メティエ・ダール」コレクションに新作「メティエ・ダール-伝統的シンボルに敬意を表して-」が加わった。14世紀から20世紀初頭の中国最後の王朝時代の歴史と文化の旅へと誘うモデルで、この時代特有の装飾に対する造詣を深める中、メゾンが特に関心を持ったのは装飾美術だった。宮廷建築のほか、調度品や磁器、特に龍袍(りゅうほう)と呼ばれる皇帝や皇族の吉服(祭礼時などに着用する装束)にも見られる「海水江崖」文様を採用している。

本作では満点の星空を背景に、生姜の芽をかたどった植物に縁取られた山々の頂が、高波に現れている様子が描かれている。中国発祥の「景泰藍」とも呼ばれるクロワゾネエナメル技法を用いて色鮮やかに描かれている。「海水江崖」文様を形成するエナメル装飾を描く220本の金線画を敷き詰めるのに、輪郭形成だけでも50時間以上の作業を要し、豊かな色合いが完成するまでには70時間を費やしている。

メティエ・ダールコレクション「 - 伝統的シンボルに敬意を表して - 月光」
 

(左)ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 伝統的シンボルに敬意を表して - 月光」Ref.2405A/000R-H022
自動巻き(cal.2460)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPGケース(直径38mm、厚さ9.88mm)。3気圧防水。世界限定15本。
(右)ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 伝統的シンボルに敬意を表して - 月光」Ref.2405A/000G‐H021
自動巻き(cal.2460)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径38mm、厚さ9.88mm)。3気圧防水。世界限定15本。
「メティエ・ダール」コレクションの新作として世界限定各15本で発売された「月光」はベゼルに74個、文字盤には238個ののブリリアントカットダイヤモンドがセットされたモデルである。22K製ローターにも波や潮の流れを想起させるモチーフが繊細に彫金され、ダイアルの意匠と呼応している。

本作で目指されたのはモノクロームのベースに奥行きを見せることだった。山々と波飛沫、立体的なブルーのエナメルが融合し、繊細でありながらダイナミックな海の躍動感ある一瞬を切り取っている。潮流を彩るブリリアントカットダイヤモンドの煌めきは、灰がかった月光の柔らかな輝きを放ち、ベゼルとの調和を一層強いものとしている。

「パトリモニー・オートマティック」20周年記念限定モデル


ヴァシュロン・コンスタンタン「パトリモニー・オートマティック」Ref.85180/000J-H069
自動巻き(cal.2450 Q6/3)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KYGケース(直径40mm、厚さ8.55mm)。3気圧防水。世界限定100本。
 2019年にスタートした「One of Not Many(少数精鋭のひとり)」広告キャンペーンに起用されたフランス人デザイナー、オラ・イトとのパートナーシップにより実現した、レトロなタッチが添えられたワントーンのイエローゴールド製モデル。世界限定100本の本作はイエローゴールド製の40mmケースに収められたワントーンのダイアルが、光を取り込む無数の同心円で輝くことで、ドーム状のダイアルの表面にシンプルな円形の幾何学模様が波紋のように広がっている。

「パトリモニー」コレクションが2004年に発表されてから20周年にあたる2024年に発売されるにふさわしいヴィンテージテイストが感じられるレアピースだ。

2024年を彩ったヴァシュロン・コンスタンタンの限定モデル
2024年はヴァシュロン・コンスタンタンにおいて「パトリモニー」コレクションの誕生から20年という記念の年だった。限定モデル以外にも多くの新作が発表され、コレクションの幅が一層広がった。限定モデルとして発売された「パトリモニー・オートマティック」はフランスで芸術文化勲章を受章したオラ・イトとのパートナーシップによって実現したスペシャルな1本で、わずか世界限定100本というマニアにとっては垂涎のモデルとなった。

メゾンのシンボルであるマルタ十字を使用して70周年、創業270周年にあたる2025年はヴァシュロン・コンスタンタンにとってまたスペシャルな1年になるだろう。