グランドセイコーから2025年の新作情報です。セイコー SBGE313。

伝統と進取の気風が共存する銀座の魅力を紫のダイヤルで表した銀座限定モデルが登場 

今回のタイトルは「伝統と進取の気風が共存する銀座」です。

淡いパープルカラーの銀座文字盤が非常に特徴的。

スーパーコピー時計代引き 優良サイトなんか不思議な色の組み合わせで面白いですね。

スポーティなデザインの銀座限定は珍しく、スプリングドライブGMTムーブメントキャリバー9R66搭載。

スティールケース44mmなので結構なイカつさです。

SBGE313は450本限定で、968,000 円。

伝統と品格の象徴カラー「紫」と「銀座」の情緒を融合したデザイン
伝統と品格を備えた美しい色であり、新しいことに挑戦する意欲をかきたてる紫のカラーリングを、「銀座」の象徴としてダイヤルや回転ベゼルに採用しました。ダイヤルのパターンには、銀座の街路をかたどった「銀座グリッドパターン」をより抽象的にリニューアル採用し、紫色と融合させました。回転ベゼルとダイヤルリングに示された 24 時間表示によって、3つのタイムゾーンの時刻を知ることができます。

特別仕様の裏ぶた
限定モデルならではの特別仕様として、レギュラーモデルではメタルバックの裏ぶたにシースルーバックを採用し、銀座限定モデルの証である「GINZA LIMITED EDITION」の文字がさりげなく表記されています。

SBGE313

国内限定450本
銀座限定モデル
SBGE313
スポーツコレクション
968,000 円(税込)
2025年7月発売予定

製品概要
セイコーの創業の地である銀座は、明治以降、世界から新しい文化を取り入れ、文化と情報を発信する最先端の街として発展してきました。現在は、伝統を担いつつも進取の精神を今に受け継ぐ街として、様々な国から訪れる人々を迎え入れ、時代を超えた文化の交わりを体現しています。本モデルは、銀座から世界へ、その独創性を発信しつづける街の姿をデザインしました。

※この製品は、下記取扱店舗リストに記載されている銀座エリアの6店舗のみでのお取り扱いとなります。
・グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座
・グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り
・グランドセイコーブティック 銀座
・銀座三越 新館4階 ウォッチ
・松屋銀座 時計サロン
・日新堂 銀座本店
※グランドセイコーブティックオンラインでは取り扱っておりません。

スペック
Exterior
外装: ステンレススチール 裏ぶた:ステンレススチールとサファイアガラス
裏ぶた仕様: シースルースクリューバック
ガラス材質: デュアルカーブサファイア
コーティング: 内面無反射コーティング
ルミブライト: あり(針・インデックス・ベゼル)
ケースサイズ: 横 44.0mm 縦 50.8mm 厚さ 14.7mm
バンド幅: 21mm
中留: ワンプッシュ三つ折れ方式
Movement
キャリバーNo.: 9R66 Instructions
駆動方式: スプリングドライブ 自動巻(手巻つき)
駆動期間: 最大巻上時約72時間(約3日間)持続
精度: 平均月差±15秒(日差±1秒相当)
Functions
防水: 日常生活用強化防水(20気圧)
耐磁: あり
その他:
裏ぶた「LIMITED EDITION」表記
裏ぶたシリアルナンバー入り
回転ベゼル(24時間表示)
ねじロック式りゅうず
石数 30石
24時針(デュアルタイム表示機能)
パワーリザーブ表示機能
カレンダー連動時差修正機能

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まとめ

いかがでしょうか。

「【2025年新作】グランドセイコー SBGE313 スプリングドライブGMT 銀座限定 44mm」でした。

こちらは2022年SBGH297です。

銀座の街が文字盤に描かれていましたね。

歴代の銀座限定モデルを見返すと、やはり2022年のスカイブルー(ターコイズブルー)が大人気で凄いプレミアム価格になったのを思い出します。

・グランドセイコー銀座限定2025 伝統と進取の気風が共存する銀座 SBGE313 450本 968,000円
・グランドセイコー銀座限定2025 街灯りに雪が舞う冬の銀座 SBGA503 500本 990,000円
・グランドセイコー銀座限定2024 雨に濡れた夜の銀座 SBGA501 500本 946,000円
・グランドセイコー銀座限定2024 銀座ライトパープル SBGH317 530本 847,000円
・グランドセイコー銀座限定2023 銀座ネイビーブルー SBGH315 400本 847,000円
・グランドセイコー銀座限定2022 銀座スカイブルー SBGH297 260本 770,000円
・グランドセイコー銀座限定2021 華やかな銀座の夕暮れ SBGA447 200本 649,000円
・グランドセイコー銀座限定2020 SBGA425 250本 649,000円
・グランドセイコー銀座通連合会100周年 限定モデル SBGA399 117本 561,600円
・グランドセイコー銀座限定2019 柳モチーフ 100本 SBGA409 637,200円

コレとは別に銀座和光限定モデルなんかもあります。

銀座限定のスポーツモデルはなかなか無いので、気になった方は是非銀座地区の店舗に足を運んでみてください。

それではまた!

オメガの広報担当者が、人気モデルを対象におすすめを選ぶ

昨年、読者から多くの関心を集めた「オメガの広報担当者が、売上本数の多い人気モデルの中から個人的なおすすめを厳選する」という企画。本年も協力を得て、記事にすることができた。選出したのはメンズ向けに5本である。人気、担当者の主観ともに1位となったのは、“いつもの「スピードマスター ムーンウォッチ」”ではない⁉︎

時計市場で高いプレゼンスを示してきたオメガ。その成功にはさまざまな要因があるものの、優れた技術力と開発力を強みに、高品質かつ高性能な腕時計を製造してきたというのは大きい。また「スピードマスター」や「シーマスター」など、自社のアーカイブを基にしたコレクションを打ち出すことで長い歴史とストーリー性を持つというイメージを与えつつ、そのコレクションに多彩なバリエーションを加えることで、時計愛好家から初めて高級腕時計を購入するという層に至るまで、幅広いファンを獲得している。

 もっとも多彩であるがゆえに、どのモデルを購入して良いのか迷ってしまうこともあるだろう。そこで今回、オメガの広報担当者に、売上本数ランキングTop20の中から「個人的におすすめしたい5本」をピックアップのうえ、順位付けしてもらった。本コンテンツは昨年から行っており、多くの読者からの関心を集めたため、今年も掲載している。昨年と同様の顔触れかと思いきや、意外なメンツがそろう結果となった。

 


第1位「スピードマスター ムーンウォッチ」の白文字盤
 


 

オメガスーパーコピー 優良サイト「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル」Ref.310.30.42.50.04.001
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。50m防水。125万4000円(税込み)。
 第1位は不動の人気! 黒文字盤の「スピードマスター ムーンウォッチ」!……かと思いきや、確かに同じコレクションではあるものの2024年3月にローンチされたばかりの白文字盤のモデルが挙がった。なお、1位というのは広報担当者の意見だけでなく、売上本数としてもナンバーワンとのこと。

 スピードマスター ムーンウォッチは1957年に登場したオメガのクロノグラフモデルで、1965年にNASAの公式装備品に採用され、1969年のアポロ11号では月面着陸時に携行されるなど、宇宙開発のサポートを行ってきたストーリーを持つコレクションだ。長らく黒文字盤のモデルがラインナップされてきており、今年に入って新たに追加された白文字盤の存在は、大きなインパクトをユーザーに与えた。本作のリリース前年の11月、ダニエル・クレイグがニューヨークで開催された「プラネットオメガ」で本作を着用しており、当時はまだカタログ未掲載で、「あれはどのスピードマスターなのか」と話題になったことも、このインパクトに無関係ではないだろう。

 

Masahiro Okamura (CROSSOVER)
純白の文字盤は艶があり、高級感にあふれている。従来からあった黒文字盤のツール感は薄まり、モダンかつラグジュアリーな印象が強まった。
 そんな本作の文字盤は、まさに純白。ポリッシュラッカーのため、ツヤツヤとした光沢を備えており、これまでの黒文字盤のモデルにあったツール感は廃され、ラグジュアリーなテイストとなっている。白文字盤はフラットだとのっぺりした印象になってしまうこともあるが、本作の文字盤、そしてインダイアルには段差が設けられているため、立体感を有している。また針やインデックスは黒、クロノグラフ秒針の先端は赤となっているため判読性も高い。インデックスはプリントではなく、アプライド式だ。

 スペックは従来に同じ。ムーブメントも従来モデル同様に手巻きのCal.3861を搭載しており、トランスパレントバックから観賞することができる。黒文字盤よりも価格は高くなるとはいえその差はわずか。本作の登場によってスピードマスター ムーンウォッチに別の表情が加わり、好みの1本を選べるという要素が加わったのは、ユーザーにとってありがたい。

 


 

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ」Ref.310.30.42.50.01.002
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。50m防水。123万2000円(税込み)。
 ちなみに、昨年人気ナンバーワンだったスピードマスター ムーンウォッチのサファイアクリスタル風防を備えたRef.310.30.42.50.01.002は、今年の売上ランキングでは第2位だったとのことだ。

 


第2位「シーマスター ダイバー300M パリ2024エディション」
 


 

オメガ「シーマスター ダイバー300M パリ2024」Ref.522.21.42.20.04.001
自動巻き(Cal.8800)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SS×18Kムーンシャイン™ゴールドケース(直径42mm、厚さ13.7mm)。300m防水。137万5000円(税込み)。
 売上本数では黒文字盤や青文字盤の「シーマスター ダイバー300M」が上位にくるものの、“オリンピックイヤー”ということで、目立って人気急上昇したのがこの「シーマスター ダイバー300M パリ2024エディション」だ。もっとも、オリンピック関連モデルは複数出ている。そんな中で本作の人気が高いことを、広報担当者は「オリンピックモデルであることが強調されすぎていないのが良いのでは? デザインとして好き、かっこいいという声をもらいますし」と分析していた。

 確かに本作はシーマスター ダイバー300Mの意匠はそのままに、いかにも「オリンピックモデルです」といった装いではなく、すぐにこの国際的なスポーツ大会との関連性が分かるディテールは秒針の先端やケースバックにあしらわれたパリ 2024のエンブレムくらいだ。

 


 

レギュラーのシーマスター ダイバー300Mはトランスパレントバック仕様となっているが、本作は18Kムーンシャイン™ゴールドのメダリオンがあしらわれている。このメダリオンはパリ 2024のエンブレムで、ミラーとフロスト仕上げが施されている。さらにステンレススティール部分もフロスト仕上げになっており、「PARIS 2024」とオリンピックリングが刻印されている。特許取得済みのナイアードロックシステムによって、ねじ込み式のケースバックでありながらどの個体でもエンブレムが正位置になっているというのが良い。
 半面、「オリンピックモデル」という主張は大きくなくとも、特別な仕様ということは十分感じられる。レギュラーモデルはセラミックス製のベゼルインサートが用いられる個体が多い一方で、本作は18Kムーンシャイン™ゴールド製となっており、さらにフロスト加工をベースにポリッシュされたダイビングスケールが浮き彫りにされることで、独創性を感じられる意匠となっているのだ。

 ちなみにこのモデルを1週間程度借りて、着用したことがある。着用中、このベゼルを何度も見てしまうほど、本作を特徴づける大きな要素となっていた。ツヤのあるホワイトセラミックス文字盤や、サテン仕上げが基調となりつつもポリッシュとコンビネーションさせたことできらめきを見せるケース・ブレスレットと相まって、ラグジュアリーなダイバーズウォッチとして完成された1本である。本作を見たことのある読者にとっては、第2位も納得の結果と言えるのではないだろうか。

 


オメガ「シーマスター ダイバー300M」のパリ2024オリンピックモデルを着用! “特別感”と“高級感”を存分に楽しめる1本
FEATURES
第3位「コンステレーション メテオライト」Ref.131.30.41.21.99.001
 


 

オメガ「コンステレーション」Ref.131.30.41.21.99.001
自動巻き(Cal.8900)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.4mm)。5気圧防水。149万6000円(税込み)。
「幅広い年代からバランスよく売れている」ということで、第3位として紹介するのが「コンステレーション」だ。掲載モデルは2024年2月にラインナップに追加された、メテオライトのムオニオナルスタを使った文字盤である。「星座」を意味するコンステレーションに、宇宙から飛来した隕石を使うことに、粋な計らいだと感じる。

 コンステレーションについて簡単に説明を加えると、1952年に誕生した自動巻きクロノメーターモデルだ。高精度であることの象徴として、ケースバックにはクロノメーターコンクールが行われていたジュネーブ天文台のモチーフと星座があしらわれる。

 そんなコンステレーションは長い歴史の中で、何度かアップデートされてきた。現行モデルになったのは2019年で、以降、バリエーションを順調に拡充している。メテオライト文字盤モデルも、そんなバリエーションの中のひとつであり、さらにこのメテオライトモデルだけで4型20種も同時リリースされたのだから、さすが幅広いニーズに応えてきたオメガだ。

 


 

メテオライトは鉱物であるため、その模様は個体によって異なり、ひとつとしてまったく同じものというのがない。素材の特別感と相まって、自分だけの1本として楽しめる仕様と言える。
「コンステレーションって、“オジサン”が着けてるってイメージありませんでしたか? でも2019年以降、モダンなバリエーションが増えて、また自動巻きムーブメントを搭載したモデルはマスター クロノメーターにもなって、20代、30代の顧客からも選ばれるようになっています」。そう広報担当者が語るように、近年のコンステレーションにはこのメテオライト文字盤をはじめ、“ピーコックブルー”や深みのあるブラウンカラーを備えた文字盤など、オシャレで洗練された意匠をまとったモデルが多くラインナップされており、冒頭でも記したように、年代を問わずに支持されるのもうなずける顔触れだ。本当にバリエーションが多く、またスピードマスターやシーマスターほど定番ではないので、「ひとと被らないオシャレな腕時計」を選べるメリットもある。

 

オメガの公式ホームページより。さまざまな素材、文字盤カラー、サイズがそろっていることが分かる。
URL:https://www.omegawatches.jp/watches/constellation/constellation/catalog
 掲載したモデル以外にも、本当に多くのモデルがそろっているので、一度公式ホームページや店頭でその名作の数々を見て、出来れば実機を触ってみてほしい。

 


第4位「スピードマスター ムーンウォッチ」Ref.310.62.42.50.99.001

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ」Ref.310.62.42.50.99.001
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18Kムーンシャイン™ゴールドケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。5気圧防水。499万4000円(税込み)。
 第1位と同じくスピードマスター ムーンウォッチより、2022年にラインナップに加わった18Kムーンシャイン™ゴールドケースのモデルが第4位にランクイン。第2位として紹介したシーマスター ダイバー300M パリ2024エディションにも使われている18Kムーンシャイン™ゴールドをケースと文字盤に使った、贅沢な1本だ。

 18Kムーンシャイン™ゴールドというのはオメガが2019年から用いている独自のイエローゴールド合金で、シルバー、銅、パラジウムが加えられており、このパラジウムの含有量を増やすことで酸化を抑え、かつ一般的な18Kイエローゴールドよりも淡く、特徴的な色味を備えている。ちなみにこの独自ゴールドによって、オメガはダークブルーの空に輝く月の光を表現しているとのこと。確かに明るすぎない落ち着いた色合いのこのゴールドは、太陽ほど主張しない、夜空に浮かぶ月の明るさを表している。

 さらにインダイアルやベゼル、そしてラバーストラップがブラックであるため、この18Kムーンシャイン™ゴールドとコントラストを成しているということも、他のスピードマスター ムーンウォッチのバリエーションとは違ったアクセントとなっている。

 なお、昨年版のオメガの「広報担当者が人気モデルからおすすめを厳選」企画では、そのラインナップのほとんどがステンレススティール製モデルであった(第5位にセラミックス製モデルがランクイン)。しかし今年はゴールド製モデルの人気が高まっているとのこと。コンビモデルのほか、本作のような金無垢モデルも人気の上位に食い込んできているという。18Kムーンシャイン™ゴールドという独自合金とともに、オメガらしさも、ラグジュアリー感も楽しめる1本と言える。

 


第5位「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」Ref.310.30.40.50.06.001
 


 

オメガ「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」Ref.310.30.40.50.06.001
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径39.7mm、厚さ13.4mm)。50m防水。121万円(税込み)。
 2024年10月に発表されたばかりの「スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」が、早くも今年の第5位となった。このモデルは、初めて宇宙へ携行されたオメガのスピードマスター「Ref.CK 2998」のリバイバル。Ref.CK 2998はスピードマスターではセカンドモデルにあたり、1962年10月3日に開始されたNASAのマーキュリー計画のシグマ7ミッションで、宇宙飛行士のウォルター・“ウォーリー”・シラー個人の持ち物として彼が着用のうえ、携行されていた。

 現行スピードマスター ムーンウォッチのブラックとは異なる、CVDコーティングによるブルーグレーカラーの文字盤はRef.CK 2998のディテールが忠実に再現されており、アルファ型の時分針や12時位置の立体的なロゴ、“PROFESSIONAL”の印字を廃するなどといった仕様が見られる。セラミックスではなく、アルミニウム製のベゼルインサートにはタキメータースケールがあしらわれており、もちろん“ドットオーバー90”も再現された。

オメガ時計コピー 代引き文字盤のみならずケースフォルムもセカンドモデルを復刻しているため、リュウズガードを持たずラグもシャープで、ケース径は39.7mmとコンパクトとなっている。

ケースバックはソリッド式で、オールドスピードマスターを思わせる、シンプルなシーホースが中心に据えられている。その周囲には“SPEEDMASTER”、“THE FIRST OMEGA IN SPACE”、シグマ7ミッションの開始日が刻まれている。
一方で機能は最新。経年変化を思わせるヴィンテージ調の蓄光塗料はスーパールミノバで、またプラ風防”のようなドーム型風防はサファイアクリスタル製である。さらにムーブメントも、現行モデルと同様に手巻きのCal.3861が搭載されている。スピードマスター ファースト オメガ イン スペースは2012年にも一度リバイバルされており、今回はコーアクシャル脱進機を備えたマスター クロノメーター認定モデルとして、オメガの最先端の性能を獲得しているのだ。

広報担当者は「コンパクトなサイズ感と、リュウズガードのないスッキリしたフォルムがスピードマスター ムーンウォッチとしては新鮮」と評価しており、同コレクションのストーリー性も相まって、2025年も引き続き大きな注目を集めるモデルとなるだろう。

ヴァシュロン・コンスタンタンから発売された限定モデルをまとめて振り返る。

ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル」のプラチナモデル、ハイジュエリーモデル、「メティエ・ダール」の4作、そして「パトリモニー」コレクション20周年を記念した限定モデルが登場した。

限定モデル7本全てを紹介

ヴァシュロン・コンスタンタンは2024年、7作の限定モデルを発表した。特にブランドのファンにとっては「パトリモニー」コレクションの誕生20周年を記念した年であったことが心に強く残ったのではないだろうか。1957年に発表されたタイムピースから着想を得たパトリモニーの20周年記念限定モデルが見せたミニマリズムとメカニカルの卓越性の融合はメゾンのアイデンティティを感じさせる。また、「トラディショナル」コレクションにもプラチナモデルとハイジュエリーモデルが限定モデルとして発売された。ラグジュアリーな世界観と職人技を凝縮したタイムピースを振り返りたい。

スーパーコピー時計 代引きトラディショナル・トゥールビヨン・クロノグラフ コレクション・エクセレンス・プラチナ

ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・トゥールビヨン・クロノグラフ コレクション・エクセレンス・プラチナ」Ref. 5100T/000P-H041
手巻き(Cal.3200)。39石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約65時間。Ptケース(直径42.5mm、厚さ11.7mm)。3気圧防水。世界限定50本。
世界限定50本で発売された「トラディショナル・トゥールビヨン・クロノグラフ コレクション・エクセレンス・プラチナ」は12時位置に大型のトゥールビヨン、3時位置に45分積算計、6時位置にパワーリザーブインジケーターが配されている。外装にはプラチナがふんだんに使用され、ストラップのステッチまでがプラチナ製である。

搭載されるムーブメントは創業260周年に当たる2020年に開発された薄型ムーブメントCal.3200で、トゥールビヨンとモノプッシャー・ロノグラフが併載されている。これら2つの複雑機構を備えながら、パワーリザーブは約65時間を確保。Cal.3200は292の部品から構成され、厚さは6.7mmに抑えられている。

トラディショナル・トゥールビヨン・ハイジュエリー
 

ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・トゥールビヨン・ハイジュエリー」Ref.6057T/000G-H067
自動巻き(Cal.2160)。30石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約80時間。18Kホワイトゴールドケース(直径41.0mm、厚さ12.46mm)。3気圧防水。ブティック限定。
ブティック限定として「トラディショナル」コレクションに300を超えるバゲットカットダイヤモンドを敷き詰めたタイムピースが登場した。超薄型ムーブメントCal.2160にはトゥールビヨンが搭載。インヴィジブルセッティングされたバゲットカットダイヤモンドによって、ミステリアスな輝きを放つラグジュアリーな1本だ。

同作ではラグからケース本体、ベゼルからクラスプ、リュウズから文字盤まで、外装の目に見えるほとんどの部分に、放射状のモチーフを描きながらバゲットカットダイヤモンドでパヴェセッティングが施されている。熟練の職人たちが、キュレット(底部分のファセット)の両側に溝をつけてカットしたダイヤモンドを、同じく職人が作成したT字型のレールにひとつずつスライドさせることで、つなぎ目なく敷き詰めた。このジェムセッティングには、緻密に計算されたカットと高い技術が必要だ。

トゥールビヨンを中心として、サイズが徐々に大きくなるようバゲットカットダイヤモンドを放射状にセッティングした点は特筆すべきポイントだ。このために、ダイヤモンドを選ぶ際に複数のキャリブレーションが必要だったという。

メティエ・ダールコレクション「 - 伝統的シンボルに敬意を表して - 永遠の流れ」
(左)ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 伝統的シンボルに敬意を表して - 永遠の流れ」Ref.2400A/000R-H024
自動巻き(cal.2460)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPGケース(直径38mm、厚さ9.88mm)。3気圧防水。世界限定各15本。
(右)ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 伝統的シンボルに敬意を表して - 永遠の流れ」Ref.2400A/000G-H023
自動巻き(cal.2460)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径38mm、厚さ9.88mm)。3気圧防水。世界限定各15本。
芸術的な時計製造技術を称え、芸術、歴史、文化からインスピレーションを得たヴァシュロン・コンスタンタンの「メティエ・ダール」コレクションに新作「メティエ・ダール-伝統的シンボルに敬意を表して-」が加わった。14世紀から20世紀初頭の中国最後の王朝時代の歴史と文化の旅へと誘うモデルで、この時代特有の装飾に対する造詣を深める中、メゾンが特に関心を持ったのは装飾美術だった。宮廷建築のほか、調度品や磁器、特に龍袍(りゅうほう)と呼ばれる皇帝や皇族の吉服(祭礼時などに着用する装束)にも見られる「海水江崖」文様を採用している。

本作では満点の星空を背景に、生姜の芽をかたどった植物に縁取られた山々の頂が、高波に現れている様子が描かれている。中国発祥の「景泰藍」とも呼ばれるクロワゾネエナメル技法を用いて色鮮やかに描かれている。「海水江崖」文様を形成するエナメル装飾を描く220本の金線画を敷き詰めるのに、輪郭形成だけでも50時間以上の作業を要し、豊かな色合いが完成するまでには70時間を費やしている。

メティエ・ダールコレクション「 - 伝統的シンボルに敬意を表して - 月光」
 

(左)ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 伝統的シンボルに敬意を表して - 月光」Ref.2405A/000R-H022
自動巻き(cal.2460)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KPGケース(直径38mm、厚さ9.88mm)。3気圧防水。世界限定15本。
(右)ヴァシュロン・コンスタンタン「メティエ・ダール - 伝統的シンボルに敬意を表して - 月光」Ref.2405A/000G‐H021
自動巻き(cal.2460)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径38mm、厚さ9.88mm)。3気圧防水。世界限定15本。
「メティエ・ダール」コレクションの新作として世界限定各15本で発売された「月光」はベゼルに74個、文字盤には238個ののブリリアントカットダイヤモンドがセットされたモデルである。22K製ローターにも波や潮の流れを想起させるモチーフが繊細に彫金され、ダイアルの意匠と呼応している。

本作で目指されたのはモノクロームのベースに奥行きを見せることだった。山々と波飛沫、立体的なブルーのエナメルが融合し、繊細でありながらダイナミックな海の躍動感ある一瞬を切り取っている。潮流を彩るブリリアントカットダイヤモンドの煌めきは、灰がかった月光の柔らかな輝きを放ち、ベゼルとの調和を一層強いものとしている。

「パトリモニー・オートマティック」20周年記念限定モデル


ヴァシュロン・コンスタンタン「パトリモニー・オートマティック」Ref.85180/000J-H069
自動巻き(cal.2450 Q6/3)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KYGケース(直径40mm、厚さ8.55mm)。3気圧防水。世界限定100本。
 2019年にスタートした「One of Not Many(少数精鋭のひとり)」広告キャンペーンに起用されたフランス人デザイナー、オラ・イトとのパートナーシップにより実現した、レトロなタッチが添えられたワントーンのイエローゴールド製モデル。世界限定100本の本作はイエローゴールド製の40mmケースに収められたワントーンのダイアルが、光を取り込む無数の同心円で輝くことで、ドーム状のダイアルの表面にシンプルな円形の幾何学模様が波紋のように広がっている。

「パトリモニー」コレクションが2004年に発表されてから20周年にあたる2024年に発売されるにふさわしいヴィンテージテイストが感じられるレアピースだ。

2024年を彩ったヴァシュロン・コンスタンタンの限定モデル
2024年はヴァシュロン・コンスタンタンにおいて「パトリモニー」コレクションの誕生から20年という記念の年だった。限定モデル以外にも多くの新作が発表され、コレクションの幅が一層広がった。限定モデルとして発売された「パトリモニー・オートマティック」はフランスで芸術文化勲章を受章したオラ・イトとのパートナーシップによって実現したスペシャルな1本で、わずか世界限定100本というマニアにとっては垂涎のモデルとなった。

メゾンのシンボルであるマルタ十字を使用して70周年、創業270周年にあたる2025年はヴァシュロン・コンスタンタンにとってまたスペシャルな1年になるだろう。

初めて機械式腕時計を買うならオリスがおすすめ!今回はそんなオリスの現行モデルから、5本厳選して紹介する。

機械式腕時計を選ぶうえで、オリスは魅力的な選択肢のひとつだ。独立したブランド体制や機械式時計のみを製造するという稀有なブランディング、品質とのバランスが取れた価格設定は、多くの時計愛好家から支持されてきた。加えて手元に個性や自身のファッション性を表現できるアイテムである腕時計を選ぶという観点でも、好適な要素を備えているブランドと言える。

スーパーコピーn級品 代引き一貫した独立体制と機械式腕時計への熱意
1904年にスイスのドイツ語圏、ヘルシュタインで創業したオリス。設立からわずか数年でその頭角を現し、1930年代には1日に約7000本もの腕時計を製造する、当時としては超大手メーカーへと成長。後の第二次世界大戦やクォーツ式腕時計の台頭も乗り越え、現在では年齢層を問わない、幅広い需要を満たすコレクションを多数手掛けている。

その特徴には、現代の時計業界では珍しく、独立ブランドとしての立ち位置を維持している点が挙げられるだろう。1970年代には一時的にASUAG(後のスウォッチ グループ)の傘下に入ったが、1980年代初頭に再び独立し、以来、現在に至るまで独自の道を歩み続けている。スイス時計製造の中心地から離れたヘルシュタインで創業し、今もなおここを根城に腕時計製造を続けている点も、その独自性の表れと言える。

また、現在は機械式時計のみを製造するというスタンスを標榜していることも、大きな特徴のひとつである。民間、軍需を問わず、高品質な機械式時計を提供してきた歴史を持つオリスならではのブランディングであり、280を超える自社製ムーブメントを手掛けてきた実績によって、その優れた時計製造技術も裏付けされているのだ。

さらにオリスの腕時計は、高品質ながら手の届きやすい価格設定であることでも知られている。創業当初より「世界中の、普通の人が買える価格で高品質な時計を提供すること」という理念が掲げられており、オリスが老若男女を問わずに支持を得ている理由と考えられるだろう。

こうしたオリスの魅力は、機械式時計を選ぶうえで好適な要素となる。スマートウォッチやソーラー電波ウォッチといった、エレクトロニクス技術の使われた便利な時計があふれる現代において、オリスは機械式腕時計の魅力を再認識させてくれる、魅力的なブランドのひとつと言えるのである。

以下に、そんなオリスの現行モデルから5本ピックアップして紹介する。

オリス「アクイスデイト キャリバー400」
オリスの「アクイス」は、ブランドを代表する本格志向のダイバーズウォッチだ。コレクションには共通して30気圧を超える防水性と、ダイバーズウォッチらしい優れた判読性、そしてダイビングスケールが印字された逆回転防止ベゼルが備わっており、一方で2024年の刷新を経たそのスタイリッシュな造形は、幅広いシーンへの適応力と高い装着性を叶えている。

オリス「アクイスデイト キャリバー400」Ref. 01 400 7769 4135-07 8 22 09PEB
自動巻き(Cal.400)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径41.5mm)。30気圧防水。56万6500円(税込み)。
アクイスからは、次世代ムーブメントのCal.400を搭載した「アクイスデイト キャリバー400」の径41.5mmモデルをピックアップした。ちなみに、このCal.400が初めて搭載されたのはアクイスだ。

ブルーカラーのグラデーションを描くサンレイ仕上げのダイアルを持ち、海を思わせるその意匠が、クールな個性を手元で演出できる1本だ。

本作の特徴には、Cal.400の搭載による優れた機能性が挙げられるだろう。約120時間のロングパワーリザーブに加えて耐磁性を備えており、日常使いの腕時計として選ぶうえでも申し分のない性能を実現しているのだ。また、最大で10年間の保証期間が適用される点も、長年愛用する機械式腕時計にとって、うれしい要素と言える。

なお、本作のブレスレットはオリスが特許を取得したクイックストラップチェンジシステムによって、他のストラップとの交換を容易に行うことができる。また、クイックアジャストシステムを備えており、用途に合わせて長さの微調整も可能となっている。

オリス「アクイスデイト クロノグラフ」
オリス「アクイス クロノグラフ」Ref.01 771 7793 4155-07 8 23 01PEB
自動巻き(Cal.771-1)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約62時間。SSケース(直径43.5mm)。30気圧防水。74万8000円(税込み)。
同じくアクイスから、「アクイス クロノグラフ」のブルーモデルをピックアップした。クロノグラフを搭載することでツールとしての側面を強め、陸、海のふたつのステージにマッチする印象を楽しめるモデルだ。

インダイアルが横3つ目のダイアルレイアウトでは、3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計とデイト表示、9時位置にスモールセコンドが配置されており、よりスポーティーなデザインとなっている。また、インダイアルそれぞれにサーキュラー仕上げが施されたことで、メインダイアルと同色ながら、計測ツールに不可欠な判読性も確保された。

ケースサイズは43.5mmとやや大きめであり、手元で存在感を放つのに事欠かない1本と言えるだろう。ムーブメントは、約62時間のパワーリザーブを有するCal.771-1を搭載する。トランスパレントバックからは、その駆動と、オリスのトレードマークのひとつであるレッドローターを見ることができる。

オリス「ダイバーズ 60周年アニバーサリーエディション」
オリス「ダイバーズ 60周年アニバーサリーエディション」Ref.01 733 7772 4034-Set
自動巻き(Cal.733)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径40mm)。10気圧防水。38万2800円(税込み)。
オリスの古典的なダイバーズウォッチデザインを継承する「ダイバーズ」シリーズからは、2025年1月にリリースされたばかりの「ダイバーズ 60周年アニバーサリーエディション」をピックアップした。1965年登場の、ブランドの初代ダイバーズウォッチの誕生60周年を記念する、特別な1本である。

本作では、初代モデルのデザイン性と機能性が忠実に復刻されている。ペンシル型の針や、ユニークなフォントが使用されたインデックスは、アイボリーカラーの蓄光塗料が塗布されており、長年使い込んだ腕時計のような味わい深さを見せている。また、ダイアル上の表記も当時のものを再現しており、レトロなブランドロゴや「ANTI-SHOCK」の文字、ムーブメントの石数が記されるなど、たっぷりのヴィンテージ感が楽しめる仕上がりだ。さらに、この特別なダイアルを覆うドーム型のサファイアクリスタル風防も、一貫した復刻デザインに寄与する要素となっている。

防水性は10気圧と、近年のダイバーズウォッチにしては少々控えめだが、ヴィンテージ感のあるルックスにはふさわしい機能性とも考えられるだろう。ケースサイズは直径40mmで、ムーブメントはノンデイト仕様のCal.773-1を搭載している。パワーリザーブは約41時間だ。

 オリス「プロパイロットX ミス・ピギー エディション」
オリスは創業当初よりパイロットウォッチを多く手掛けてきたブランドであり、「プロパイロット」はその伝統を引き継ぐコレクションである。シンプルかつ視認性の高いダイアルデザインを備えており、このダイアルを囲うジェットエンジンのタービンを模したベゼルは、コレクションのアイコニックなモチーフのひとつとなっている。

オリス「プロパイロットX ミス・ピギー エディション」Ref.01 531 7796 4158-07 8 17 05LC
自動巻き(Cal.531)。パワーリザーブ約42時間。2万8800振動/時。SSケース(直径34mm)。10気圧防水。47万6300円(税込み)
同シリーズからは、ディズニーの『マペット』とのコラボレーションモデル「プロパイロットX ミス・ピギー エディション」をセレクト。マペットショーに登場するキャラクター「ミス・ピギー」をモチーフとしたモデルで、彼女のイメージにピッタリのビビッドなピンクカラーダイアルが特徴的なモデルだ。

コラボレーションモデルである本作は、いくつもの遊び心が盛り込まれており、パイロットウォッチとしては一風変わった表情を備えている。12時位置にはラボグロウンダイヤモンドが配されており、各種アワーマーカーはダイアルに溶け込むピンクで彩られるなど、キャラクターの魅力が大いに表現された1本となっているのだ。また、ソリッドバックには小さな窓が空けられており、そこからミス・ピギーが顔をのぞかせるという、ユニークな仕掛けも見ることができる。

質実剛健なイメージの強いパイロットウォッチに、遊び心を加えた本作。ケースバック側からも、この遊び心を楽しめる仕様となっているのだ。
ケース直径は、その他のプロパイロットXに比べ、小ぶりな34mm径を採用している。性別問わず着用できるサイズ感だ。ムーブメントはノンデイト仕様のCal.531を搭載し、パワーリザーブは約42時間を有している。

オリス「ビッグクラウンポインターデイト キャリバー403」
「ビッグクラウンポインターデイト」は、1938年初出のパイロットウォッチだ。タイムレスな魅力にあふれたオリスの定番モデルであり、視認性重視のダイアルデザインや、センター針とダイアル外周の日付表記を用いたポインターデイト、グローブをしたままでも操作しやすい大ぶりのリュウズなどを特徴としている。

オリス「ビッグクラウンポインターデイト キャリバー403」Ref. 01 403 7776 4065-07 5 19 11
自動巻き(Cal.403)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径38mm)。5気圧防水。61万2700円(税込み)。
同コレクションからは、Cal.403を搭載したネイビーダイアルモデルをピックアップした。丸みを帯びたアラビアンインデックスや、小ぶりなスモールセコンドといったクラシカルな要素を、コンパクトな38mm径のケースにまとめた1本だ。ダイアル上では、ポインターデイトのレッドが唯一の差し色となっており、確実な日付の確認を可能としている。

一方で、搭載するCal.403の性能は至って現代的であり、2万8800振動/時とハイビートであるがゆえの安定した精度だけでなく、優れた耐磁性と、約120時間のパワーリザーブが両立されている。アイコニックなルックスに最先端のムーブメントを搭載した、オリスの魅力を実感するうえで申し分のない1本と言えるだろう。

なお本作も、延長保証サービスを利用することで、その保証期間を10年にまで延長することが可能だ。

G-SHOCKに生成AI技術を導入した「MTG- B4000」が登場!

カシオのG-SHOCKは、人とAIの共創により異素材を組み合わせたフレームを採用するMT-Gシリーズの新作「MTG- B4000」を6月13日に発売する。

「MTG-B4000」は、生成AIによる荷重シミュレーションを活用。人とAIの共創により、異素材を組み合わせた独創的なフレームを特徴とするMT-Gシリーズのニューモデルだ。

 

スーパーコピー 代引き専門店カシオは市販モデルとして初めて開発工程に生成AI技術を導入。従来の開発手法では実現困難だった複雑かつ斬新な構造に挑戦したいというデザイナーの思いを受け、新たなツールとして生成AIを活用したという。

 
詳しく見ていこう。本作では、人間が作成したデザイン案に対し、G-SHOCKの耐衝撃構造に関するデータを読み込ませたAIが荷重シミュレー ションを行い、構造強度・素材特性・加工性などを考慮した最適な構造を提案。人の手による検証と改良を重ね、G-SHOCKらしい力強さとAIならではの独創的な造形美を兼ね備えたフレームを作り上げた。

 
さらに、フレームとバンド接続部を一体化することによって、バンドに加わる荷重を直接受け止め、センターケースへの衝撃を軽減させるという新たな発想も加わり、より高い耐衝撃性能の実現に成功した。

フレームのデザインは、カーボンとグラスファイバーを積層した母材から削り出し、側面から見たときに美しいレイヤー模様を実現。上面のベゼルパーツにはザラツ研磨を含む繊細な加工を一部に施すことによって、どの角度から見ても上質感と立体感が際立つモデルに仕上げた。

機能面では、世界6局に対応する標準電波受信機能に加え、Bluetooth®によるモバイルリンク機能を搭載。専用アプリ「CASIO WATCHES」と接続して自動で正確な時刻情報に修正するなど、 実用性も兼ね備えている。

タグ・ホイヤー アクアレーサーを深掘りするとともに、現行モデルを紹介する。

タグ・ホイヤーのダイバーズウォッチコレクション「タグ・ホイヤー アクアレーサー」。ダイバーズウォッチとしての高い性能、幅広いバリエーション、そして抑えられた価格設定を強みとしてきたコレクションだ。

「タグ・ホイヤー アクアレーサー」ってどんな腕時計?
「タグ・ホイヤー アクアレーサー」は、タグ・ホイヤーが展開するダイバーズウォッチコレクションだ。現行モデルは同ブランドが“アウトドア向け”とする「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 200」と、“ダイビング向け”とする「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 300」または「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 1000」の、3種に大きく分けることができる。

スーパーコピー Nランク代金引換専門店、そんな本コレクションがどのような腕時計なのかを、解説していく。

タグ・ホイヤーのダイバーズウォッチコレクション
タグ・ホイヤーは1978年に、「ダイビングウォッチ」Ref.844として、同ブランド初のダイバーズウォッチをリリースした。さらに1982年には1000m防水へとスペックアップした「ホイヤー 1000m ダイバー」を、そして1984年にはさらに改良を施した「タグ・ホイヤー スーパー プロフェッショナル 1000M」を発表した。

その後もタグ・ホイヤーはダイバーズウォッチコレクションを拡充していき、「2000シリーズ」や「3000シリーズ」などを発表。こういったダイバーズウォッチ製造の歴史を経て、2004年に「2000 アクアレーサー」(翌年「アクアレーサー」にコレクション名が変更)が誕生した。

1978年に発表された「ダイビングウォッチ」Ref.844。200m防水、逆回転防止ベゼル、ねじ込み式リュウズなどといった、実用的な6つの機能を備えていた。なお、2021年には、オリジナルの意匠を踏襲した、復刻モデルが844本限定で販売された。
そんなタグ・ホイヤー アクアレーサーは、20年の歴史の中で、高性能な、しかし実用的で使い勝手の良いダイバーズウォッチとして、時計市場でのポジショニングに成功してきた。ダイバーズウォッチとして防水性や、日常使いにおける実用性に優れることはもちろん、近年では外装の質も向上させており、一方で手の届きやすい価格で販売されていることから、幅広いユーザー層からの支持を集めている。

豊富なラインナップ
前述の通り、現行モデルは同ブランドが“アウトドア向け”とする「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 200」と、“ダイビング向け”とする「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 300」または「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 1000」に分けられる。

とはいえ、それぞれのラインの中にはサイズ、素材、カラーリングなどといった面で、豊富なバリエーションが展開されていることが特筆すべき点だ。

ケースサイズだけでも幅広い。最も防水性能の高い「タグ・ホイヤー アクアレーサープロフェッショナル1000 スーパーダイバー」の45mm径から、タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 300の43mm径や42mm径に、男女問わず扱いやすい36mm径。タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 200には40mm径、34mm径、30mm径、27mm径に至るまでが用意されている。

後述するが、1000m防水を実現する「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル1000 スーパーダイバー」。ケースは直径45mm、厚さ15.5mmとダイナミック。しかしチタン製であるため、見た目よりも軽量で驚かされた。
駆動方式は伝統的な機械式からクォーツ式、さらにはソーラークォーツ式がラインナップ。その中で定番のステンレススティール素材のほか、華やかな18Kゴールドを素材に使ったモデル、ラグジュアリーなダイヤモンドを備えたモデル、カラフルなモデルなど、多彩なバリエーションが展開されており、こういった選択肢の豊富さも、タグ・ホイヤー アクアレーサーの人気の理由のひとつである。

メンズにおすすめ! タグ・ホイヤー アクアレーサーの現行モデル
最後に、タグ・ホイヤー アクアレーサーをこれから購入しようと思っているメンズに向けて、現行モデルの一部を紹介する。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 デイト」Ref.WBP2150.FT6210
ベゼルインサートとリュウズに18Kイエローゴールドを採用したコンビケースモデル。ゴールド素材にはサテン仕上げが施されており、ツールウォッチであるアクアレーサーに対し、ラグジュアリー感を違和感なく溶け込ませることに成功している。

アイコニックな水平方向のラインが刻まれたダイアルは、スモーキーなブルーグラデーション仕様。ダイバーズウォッチに相応しい、海の深さを感じさせるような色合いだ。針やインデックスには、18Kゴールドプレートが施され、ケースのカラーリングに調和している。

標準で装着されているベルトは、水中での使用にも耐えうるダークブルーのラバー製。バックルには微調整機構が備わっており、天候や体調に合わせて簡単に腕周りを変更することが可能だ。

ムーブメントは、機械式自動巻きのCal.5。汎用機をベースとした安定感は、信頼性が求められるダイバーズウォッチにもぴったりだ。

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル200 デイト」Ref.WBP2150.FT6210
自動巻き(Cal.5)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。18KYG×SSケース(直径40mm)。200m防水。73万7000円(税込み)。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 クロノグラフ」Ref.CBP1113.BA0627
ブルーダイアルが爽やかなクロノグラフモデル。クォーツムーブメントを搭載しているため機械式のようにパワーリザーブを気にする必要がなく、さらにランニングコストも安く抑えることができる。

ケースとブレスレットはステンレススティール製。サテン仕上げのベゼルがソリッドな印象を生み出しつつ、随所に取り入れられたポリッシュが立体感と高級感をプラスしている。防水性は200mまで確保され、ブレスレットのバックルには、便利な微調整機構が搭載されている。

3つのインダイアルは、3時位置がスモールセコンド、6時位置が1/10秒計、9時位置が30分積算計として機能する。12時位置には、日付の10の位と1の位を別々のディスクによって表示するグランドデイトが配されており、視認性を高めている。このような機械式であればコストのかかる機構を手軽に楽しむことができるのもクォーツのメリットだ。

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル200 クロノグラフ」Ref.CBP1113.BA0627
クォーツ。SSケース(40mm)。200m防水。39万500円(税込み)。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 デイト」Ref.WBP2110.BA0627
アクアレーサーの中でも特にスタンダードなデザインにまとめられた機械式のモデル。グリップしやすい12角形のベゼルや水平方向のラインが刻まれたダイアルなど、コレクションを象徴する意匠がふんだんに盛り込まれている。

ケースサイズは、ダイバーズウォッチとしては少し小ぶりな40mm。ラグの長さも抑えられており、腕上での収まりに優れている。厚み11.54mmという薄さも手伝って、アクティブシーンでもストレスに感じることはないだろう。もちろん、200m防水を備えているため、水中でも着用することができる。

ダイアルは、サンレイ仕上げのグラデーションブラックカラー。ブラックダイアルはダイバーズウォッチの定番だが、グラデーションを加えることで個性を発揮している。日付表示のある6時位置も含め、12個全てのインデックスと3本の針には蓄光塗料が塗布されており、暗所でグリーンとブルーの2色に光る。

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル200 デイト」Ref.WBP2110.BA0627
自動巻き(Cal.5)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.54mm)。200m防水。41万8000円(税込み)。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ」Ref.WBP1114.BA0000
一見して前掲の「Ref.WBP2110.BA0627」に似ているが、本作は機械式ではなくソーラークォーツムーブメントを搭載している。光から創出した電力を蓄える2次電池を使用しているため、定期的な電池交換が不要な点が魅力だ。一般的には、ダイアルまたはダイアルの直下にソーラーセルを配しているため、ダイアル自体に高級感を与えることが難しいが、本作では高級時計らしいサンレイ仕上げのブラックダイアルが採用されている。

ワンポイントになっているのが、秒針とミニッツマーカー、6時位置の“SOLARGRAPH”の文字に用いられているポーラーブルーだ。ダイバーズウォッチの持つ重厚感を和らげ、軽やかな印象を与えている。3時位置にはデイト表示が配され、機能性も十分。

ケースとブレスレットはステンレススティール製。サテン仕上げを基調としてポリッシュを効果的に取り入れている点や、微調整機構が備わったブレスレットは、他のアクアレーサーに共通する仕様だ。

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ」Ref.WBP1114.BA0000
ソーラークォーツ(Cal.TH50-00)。SSケース(直径40mm)。200m防水。34万6500円(税込み)。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300」Ref.WBP5110.BA0013
2024年6月に発表された、42mm径ケースのモデル。防水性300mは維持しつつ、ケースのダウンサイジングに成功している。

特徴は、ベゼルインサートがセラミックス製であること。これによって高級感と耐傷性が高められており、さらにベゼル上の三角形のマーカーに蓄光塗料が塗布され、暗所でも経過時間を容易に確認できるようになった。

ダイアルには波を思わせるパターンがあしらわれており、機能性の中にも、エレガンスを備えている。6時位置のデイト表示を見やすくするためにサファイアクリスタルに拡大レンズが取り付けられている点も特徴だ。

ケースバックには、ダイビングヘルメットをモチーフとした刻印が刻まれている。現行アクアレーサーのケースバックは、刻印の向きがケースに対して常に真っすぐになるよう取り付けられる。着用時は目にすることのない部分だが、細やかな配慮が嬉しい。

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル300」Ref.WBP5110.BA0013
自動巻き(Cal.TH31-00)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径42mm)。300m防水。58万3000円(税込み)。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300 GMT」Ref.WBP5114.BA0013
同じく2024年6月にラインナップに加わった新作のうち、GMT機能を搭載したモデル。24時間表記のセラミックス製ベゼルインサートは、日中をブルー、夜間をブラックに色分けし、第2時間帯の昼夜を簡単に判別できるようにしている。GMT針は爽やかなライトブルーに彩られ、他の針と混同しにくくしている。6時位置に配されたデイト表示の視認性を向上させるため、サファイアクリスタルに拡大レンズが取り付けられている点にも注目だ。

搭載するムーブメントは機械式自動巻きCal.TH31-03。C.O.S.C.公認クロノメーターを取得しており、約80時間のパワーリザーブも相まって、安定して高い精度を発揮してくれるムーブメントだ。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300 GMT」Ref.WBP5114.BA0013
自動巻き(Cal.TH31-03)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径42mm)。300m防水。63万8000円(税込み)。

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル300 GMT」Ref.WBP5115.BA0013
前掲した「Ref.WBP5114.BA0013」の、グリーンカラーをあしらったモデル。カラー以外の仕様は共通しており、ブラックとグリーンのセラミックス製バイカラーベゼル、波を想起させるパターンを備えたグリーンダイアル、そしてダイアルに埋没しない、鮮やかなグリーンのGMT針が、洗練された印象をもたらしている。このカラーリングは世界中の海を旅するサーファーやダイバーにとって、本作はベストな選択肢となるに違いない。

ブレスレットは、ケースと同じステンレススティール製。サテン仕上げを基調としており、落ち着いたトーンに仕上げられている。ヘッドとのバランスを取るべく厚みを持たされたバックルは、プッシュボタンによって開閉するタイプ。工具を用いることなく腕周りの長さを変更することができる微調整機構が搭載されており、汗でべたつく夏場や体のむくみなど、気候や体調に合わせて簡単に調整することができる。

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル300 GMT」Ref.WBP5115.BA0013
自動巻き(Cal.TH31-03)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径42mm)。300m防水。63万8000円(税込み)。

タグホイヤースーパーコピー Nランク代金引換専門店「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル1000 スーパーダイバー」Ref.WBP5A8A.BF0619
モデル名が示す通り、1000mもの防水性を備えるプロフェッショナル仕様のダイバーズウォッチ。同社は1982年と1984年にも同等の防水性を確保したダイバーズウォッチを発表しており、本作はその特徴を受け継ぐものである。

セラミックス製のベゼルインサートは、ブラックとオレンジのバイカラー。ダイビングで減圧停止のタイミングを計る際に多く用いられる15分までをオレンジとしている。

デザイン上の大きな特徴は、直径45mmの迫力あるケースをマッシブに見せている大型のリュウズガードだ。リュウズそのものを取り囲むようにデザインされているため、ダイビング中に岩場などにぶつけることによる破損のリスクを軽減させている。ケースとブレスレットにはグレード5チタンが採用され、見た目に反して軽量かつ海水に対する耐食性にも優れている。ケースサイドにはヘリウムエスケープバルブが搭載され、飽和潜水にも対応する。

搭載するムーブメントは、機械式自動巻きのCal.TH30-00。チューダー傘下のムーブメントメーカー、ケニッシが手掛けたものだ。約70時間のパワーリザーブに加え、衝撃に強いフリースプラングテンプや両持ち式のテンプ受けを採用した堅牢なムーブメントは、ダイバーズウォッチである本作とも相性抜群だ。

カルティエ「サントス デュモン」から3色、3種類の金属を使った時計が登場し、

カルティエがWatches & Wondersに合わせて「サントス」モデルを多数発表するのは、もはや伝統のようである。2年前にはラッカーモデル、特にグリーンとピンクゴールドのバリエーションで我々の心を掴んだ。昨年はそれらのモデルにアップデートを加え、そして今年もまたこのモデルに戻ってきた。これがひとつの見出しだ。もうひとつは、「サントス デュモン」リワインドという時計の発表である。鮮やかなレッドと、そのようなドレスウォッチにとって紛れもなく楽しいメカニズム(そしてディスプレイ)を備えた、カルティエ 時計 コピー 代金引換優良サイト間違いなくインパクトのある名前だ。まずはここから始めよう。
 我々が表面上知っているのは、象徴的なケースデザイン、カボションリューズ、ローマ数字インデックスなどを備えた、非常にわかりやすい「サントス デュモン」のフォーマットである。そして豊富なSD(サントス デュモン)コレクションのなかではおなじみとなっている、印象的な、言うなればエレガントな文字盤だ。

© Cartier © JEAN MARIE BINET
 このケース(それと文字どおりケースについて)は、ヘビーメタルとして知られるプラチナ製の時計である。プラチナの光沢は、カーネリアン製ダイヤルと、それに合うリューズにセットされたルビーカボションによって補完されている。さらに、数字にもっと注意を払うと(その予想外のデザインゆえに)2度見してしまいそうな方法で時刻を示す、アップル針を搭載した。
 もう1度写真を見て欲しい。ローマ数字インデックスは反転しており、文字盤上で時計回りに、11から1まで逆にカウントダウンしているのだ。レンダリングを見ると時計は10時10分を示しており、針だけが反転している。ムーブメント自体も同様に逆転しているため、逆回転機構を持つ手巻きのCal.230 MCは、逆回転でリューズを巻き上げる。

© Cartier © JEAN MARIE BINET
このモデルが「サントス デュモン」リワインドと呼ばれる理由がわかるだろう。名前はまた、アルベルト・サントス=デュモンへの敬意を表しており、その名を冠したデュモンがまだ生き、飛行していた時代までさかのぼることを示唆している。私にとって、これは時計製造の遊び心を新たなレベルに引き上げたものだ。普通ブランドは、色だけを楽しんで、そこで止まっているのを見かける。これは時計の実際のメカニズムを利用して、時間を伝えることで笑顔をもたらすことができるはずだということを教えてくれる。この時計は200本限定で、カラーマッチしたレッドレザーストラップがセットされる。


もちろん、カルティエは色で遊ぶ楽しみも続けている。これがもうひとつの目玉で、多くの人に愛されてきたラッカー文字盤の新しいバージョンだ。今回はオリーブグリーンラッカー、トープグレーラッカー、ピーコックブルーラッカーの3種類で展開。それぞれの時計は、ベゼルとケースのラッカー仕上げと同色のアラビア数字インデックスを備え、カボションとストラップもマッチしている。オリーブグリーンはプラチナ、トープグレーはイエローゴールド、ピーコックブルーはPGで仕上げられている。いずれもCal.430 MCで駆動し、日常生活防水を備え、オリーブグリーンのみ世界限定200本である。

F.P.ジュルヌ そして非常に惜しまれる人柄にふさわしい時計を発表した。

F.P.ジュルヌに関して、知るべきことがひとつあるとすれば、それは予期せぬことを期待すべきだということだ。多くのジュルヌコレクターに、フランソワ-ポールの頭脳にある新作に何を期待するか尋ねたところ、新しいクロノグラフや、Only Watch 2023で披露されたオールタンタル&ブレスのブルー フルティフをもとにした時計など、さまざまな回答が返ってきた。しかし私も含めて、この新作がWatches&Wonders会期中で最も楽しい(そして驚くべき)リリースだと感じる時計になると予想していた人は、誰ひとりとしていなかったように思う。

スーパーコピーブランド販売おすすめ優良サイトいや、F.P.ジュルヌはWatches&Wondersには参加していなかった。長いあいだ、GPHGアワードの受賞を辞退し、それを避けることを選んだように、ブランドは ジュネーブ旧市街にあるモントル・ジュルヌ本社でイベントを開催するべく、主要な見本市のようなオフィシャルなものを見送っているのだ。今月初めに行ったファクトリーツアーの様子はまた後日お伝えするとして、本社は過去10年間で、時計業界における最大の伝統的な独立系大企業と言えるブランドに変貌を遂げたジュルヌ信者たちのたまり場と化している。F.P.ジュルヌの新作“ジーノ ドリーム”を観に連れて行ってもらう前に、本社にてThe Journe Guyを主宰するコレクター、オサマ・センディ(Osama Sendi)氏らに出くわした。

いまにして思えば、“エレガント”(ブランド名に大文字を使わずに独自のスタイルで名前をデザインした)の選択は明らかであったはずだ。今年は同コレクションから誕生10周年である。F.P.ジュルヌの新しいエレガントは、核となる部分は過去に発表された48mm(ラグからラグまで)のクォーツウォッチと同じである。これにより、今年発表されたもうひとつの“トーチュ”型ウォッチとなった。ケースはチタンと、ブラックコーティングされたチタリット(Titalyt®)の2種類があり、防水性は30m。スペックについては後述するが、このモデルで最も目を引く重要な部分は、エモーショナルな要素のセラミックガラス製ベゼルだ。
 故ジーノ・キュクロヴィッチ(1959~2021)は、モントル・ジュルヌとなる前のブランドに最初に投資した人物であり、非常に個性的な彼はブランドの初期からフランソワ-ポールに対して非常に熱心な友人であった。1987年に小売店のジノッティ・ジュエラーズを設立し、瞬く間にインディーズ界の中心人物となった。キュクロヴィッチをジュルヌに紹介したのはダニエル・ロート(Daniel Roth)氏であった。1999年のトゥールビヨン・ルモントワール・デガリテ発表に先立ち、キュクロヴィッチはブランドの最初の投資家となった。

2003年、F.P.ジュルヌ ブティックのオープニングにてフランソワ-ポール・ジュルヌ(左)とジーノ・キュクロヴィッチ(右)。


キュクロヴィッチはそのカラフルな人柄と服装で知られていた。フランソワ-ポールは、独創的なクォーツウォッチの10周年を記念して、レインボーベゼルウォッチをデザインした。プレスプレビュー中、ベゼルにはめ込まれたセラミックガラスのピースを見て、この時計を“ジーノの夢(Gino's Dream)”と呼んだ人がいた。それからその名前が定着した。

エレガントは、F.P.ジュルヌのカタログのなかで最大の生産数を誇っている。このブランドは年間1000本以上の機械式時計を製造することはない(そして今後も製造する予定はない)が、技術的に驚異なクォーツウォッチ“エレガント”ではそのほぼ半分を製造している。ホワイトまたはブラックの夜光ダイヤル、レ・カドリア(Les Cadraniers)とレ・ボワティエ・ドゥ・ジュネーブ(Les Boîtiers de Genève)で自社生産されるシルバートーンのチタンまたはブラックチタリットでコーティングされたケースなどなど、主な特徴は変わらない。残念ながら、ホワイトダイヤルはチタリットケースのみとなり、ラインナップが少し減ってしまった。30mの防水性を備えたケースは、直径40mm、厚さ7.95mm、ラグからラグまでが48mmであり、ふたつあるケースサイズのうちより大きくスポーティな“エレガント 48”のほうとなっている。そのスポーティさは、多彩な色で提供されるラバーストラップとデプロワイヤントクラスプにも受け継がれている。
 また、1万8900ドル(日本円で約292万円)と、F.P.ジュルヌのカタログのなかで最も手頃な価格の時計でもある。クォーツウォッチはF.P.ジュルヌの機械式時計の専門知識を見落としていると指摘する否定的な人もいるが、この時計は彼自身がよく着用する時計なのだ。

この時計は、ジュネーブで製造されるエレクトロメカニカルムーブメント、Cal.1210で動力を供給している(回路技術に関してより知名度の高い国にアウトソースするのではなく)。35分間何も操作しないとスタンバイモードになるが、時計を“起こす”と針が正しい時刻まで動き、文字盤4時30分位置にある小窓から見える小さなローターが回転する。日常的な使用で8~10年、スタンバイモードで約18年のパワーリザーブという、市場でも最長の部類に入る。繰り返しになるが、これらの仕様はすべて過去のモデルと同じだ。しかしそれは、非常に重要で話題にすべき特徴を無視しているに等しい。

ジーノ ドリームの写真を初めて見たとき、サファイアをあしらったレインボーベゼルを見ているのかと思った。F.P.ジュルヌは大胆なデザインのために繊細さを省くようなことはしないため、そうしていても驚かなかっただろう。しかしブランドで最も手頃な価格の時計の生産量の一部が、必然的に非常に高価なものに割かれていると聞くと、失望したと感じるかもしれない。


その代わりにベゼルにはセラミック製のサファイアストーンをセットされた。これはフランソワ-ポール・ジュルヌが、カラーバランスと効果を考慮して厳選し、さまざまな色調の段階的な変化を美しく表現したものだ。この合成された石は、サファイアを使用するよりもはるかに多くのジーノ ドリームを製造することができ、しかも4万ドル(日本円で約618万8000円)という低価格で実現。確かにベースモデルの2倍の価格だが、Watches&Wondersが始まって以来避けてきた言葉を使うなら、これは“斬新さ”を手に入れるために支払う価格であり、それは実際に斬新なものだ。

また、石のセッティング自体にも多くのコストがかかっていることが予想される。チタンのような金属に石をセットするのは簡単なことではない。宝石のセッティングが通常、貴金属(または石や表面が十分に大きい場合はプラチナ)に限定されるには理由があるのだ。これらの柔らかい金属は、(ジェム)セッターがケースやブレスレットの素材を時計に適合させ、適切に仕上げることを可能にする。F.P.ジュルヌはどうやってこの偉業を成し遂げたのか正確には教えてくれなかったが、ベゼルをよく見るといくつかの答えが見えてくる。

私が見たところ、石はダイヤル近くにあるベゼル内側の見返しリングの下に収まっているようだ。外側のエッジには、金属(おそらくチタン)でできた小さなリボンのようなものがあり、これを外側のベゼルと石のあいだで圧力をかけ、ポリッシュ仕上げされた小さな鋲で留めて固定している。これは、キャンバスをフレームに固定する際、背面に“キー”を打ち込んで固定する古典的なプロセスを思い出させる。思いがけないことをするための、ちょっとした工夫なのだ。

もしあなたが、このIWC スーパーコピー代引き時計の魅力について壮大な答えを求めているなら、残念ながらここはそのような解答が得られるハンズオンではない。レインボーセッティングの時計がどこにでもある世界で、このレインボーウォッチのどこが楽しいのか、私にはよく分からない。この時計の写真をほかのチームメンバーに見せたら、予期せぬリリースに私だけが魅了されたと思っていたが、実際にはほぼ全員が同じようにジーノ ドリームをただ楽しいと感じたようだ。もしかしたら、この1週間(W&W)の錯乱状態や、スイスの時計業界の多くが真剣に取り組んでいるという事実のせいかもしれないが、私には必要なリリースだった。それまで私は、48mmのチタリットモデルの(ウェイティング)リストに名前を残しておくが、ジーノが自分の夢が実現するのを見て誇りに思うことを知っているので、今後数カ月のあいだに出るであろう同モデルを実際に見るのは楽しいだろう。

F.P.ジュルヌ エレガント 48mm “ジーノ ドリーム”。直径40mm、厚さ7.95mm、ラグからラグまで48mm、チタンまたはチタリットコーティングのチタン製ケース、30m防水。ホワイトまたはブラックの夜光ダイヤル、ブルーまたはシルバーの針。エレクトロメカニカルCal.1210ムーブメント搭載、時・分・スモールセコンド、“スタンバイモード”機能(35分間使用しないとスタンバイ状態になるが、“起こす”と正しい時刻に針が動く)。日常的な使用で8~10年、スタンバイモードで約18年のパワーリザーブ。フォールディングクラスプ付きラバーストラップ。

ブザンソン天文台クロノメーターを取得した、新生タカノのファーストモデルを手がけるのは、

時計愛好家にとってビッグニュースだ。タカノが復活を遂げたのだ! …のっけから興奮気味に書き出してしまったものの、“タカノってなんだ?”という方も少なくないかもしれないので紹介したい。

タカノはかつて存在した日本の時計ブランドだ。1899年に設立された高野時計金属製品製造所を前身としており、1938年に高野精密工業と改称。1957年からタカノの名で腕時計の製造を開始したが、長くは続かなかった。1962年に理研光学工業(現リコーエレメックス)のグループ会社が事業を継承したことで、時計ブランドとしてのタカノは終焉を迎え、その後はリコーの名のもとで時計製造を続けた。


ロレックス スーパーコピー腕時計 代引きの製造開始から5年と経たずにリコーに吸収されてしまった理由だが、1959年9月に紀伊半島から東海地方を中心に襲った伊勢湾台風により工場が打撃を受けて、というのが通説だ。だが、かねてより過大な設備投資などをしていたということも背景にあったとも言われている。

1958年に創刊した『TAKANO REPORT No.1』に掲載されたイメージ写真。
そんなタカノでは世界的な高級時計を目指すことをコンセプトに掲げ、1957年に“タカノ銘での”ファーストモデルとなる200シリーズを送り出した。“タカノ銘での”とわざわざ強調したのは、実は54年にタカノ初の腕時計が製造されているからだ。その時計は“ラコ(ラコーとも)型”という愛称で呼ばれているが、これはダイヤルにドイツの時計ブランドであるラコの名前が入っていることに加えて、ムーブメントにドイツ・ドローヴェ社製のムーブメントを搭載していたからだ。これには当時の高野精密工業が54年からラコの腕時計の組み立てを請け負っていたことが背景にある。
そうした経緯もあり、タカノの名で初めて製造された腕時計には面取り仕上げや耐震装置に変更はあるものの、ほぼドローヴェの機械といって差し支えのないのムーブメントを同社のライセンスを取得して製造したと言われている。下の2枚の写真を見比べてみると、それがよく分かる。

ラコ型に搭載されたムーブメント。“LACO”の名がしっかりと刻印されている。キャリバーはドローヴェ D522だ。

200シリーズに搭載されたムーブメント。“TAKANO”の名が入り耐震装置も異なるが、ドローヴェのCal.D522とそっくり。

新生タカノの復活を主導し、腕時計の製造を手がけるのは、浅岡 肇氏が率いる東京時計精密だ。復活に際して、同社はタカノの商標を持つリコーエレメックスからライセンスを取得。満を持して先日発表されたのが、シャトーヌーベル・クロノメーターだ。

当時のタカノが目指した“世界的高級時計を目指す!”というコンセプトを受け継ぎ、浅岡氏が出した答えが日本初のブザンソン天文台クロノメーターウォッチだ。ブザンソン天文台のクロノメーター検定に合格したのは、国産時計としてはこのシャトーヌーベル・クロノメーターが史上初となった。

ケースバックから見える蛇の頭の刻印(回転ローターに小さく入れられている)は、ブザンソン天文台クロノメーター合格品の証。ケース径は37mmで、ケース素材はステンレススティール。高級時計にふさわしい仕上げとして、ケース全面に鏡面のザラツ研磨を施している。ダイヤルはいかにも浅岡氏らしいデザインを採用する。象徴的なのが超高層ビルディングを模したスカイスクレーパー針。その針先は、ボンベダイヤルや風防のカーブに沿うようにカーブを描くが、これらのディテールはクロノ ブンキョウ トウキョウの時計にもよく見られるもので、浅岡氏らしいポイントだ。

ダイヤルはホワイトとブラックの2種類。前者はベージュの表地とブラウンの裏地、後者はブラウンの表地とブラックの裏地を合わせたレザーストラップを合わせる。気になる価格は88万円(税込)。限定モデルではないが、購入は抽選販売方式で、2024年8月中旬からの一般発売を予定している。

ファースト・インプレッション

天文台への時計の搬送には、磁気シールド素材であるパーマロイ合金で内部を覆ったトランクが用意された。ちなみにこれは1個のみ。というのも、パーマロイ合金がとんでもなく高価なため、おいそれと作れないからだそうだ。
先日催された新生タカノ披露のレセプションに参加したのだが、会場でのプレゼンテーションでは、浅岡氏がいかにこだわり抜いてシャトーヌーベル・クロノメーターを手がけたのかが、よく分かった。ムーブメントは2万8800振動/時の国産自動巻き、ミヨタの自動巻きムーブメントをベースに東京時計精密でクロノメーター仕様に調整されたものを搭載している。浅岡氏はミヨタベースにした理由として、国産ムーブメントをベースに用いることにこだわりを持っていて、国産ムーブメントの価値向上を願っているからこそ、今回の企画に至ったのだと話す。

ちなみに現在クロノメーター検定を行っているのは、スイスだとCOSCとTIME LAB、ドイツのグラスヒュッテ天文台、そしてフランスのブザンソン天文台。そのなかで、自国以外の時計を試験で受け入れているのがブザンソン天文台だ。日本の時計ブランドが、なぜフランスのブザンソン天文台クロノメーターを取得するのかというのは、これが理由である。

試験はどのように行われるのかというと、ブザンソン天文台ではケーシングされた状態、つまり製品の状態で実施される。これがかなりハードルが高い。というのも、ムーブメントに対して検査が行われるCOSCでは製品には使用されない軽い針を付けてのテストが可能なため、精度が出やすいと言われているのだ。そのため、ブザンソン天文台でクロノメーター認定を得ようとするのであれば、そうしたことも念頭にデザインされる必要がある。

本作はシースルーバック仕様になっているが、これも試験の特性ゆえだ。ブザンソン天文台では試験に際してムーブメントのシリアル番号が確認されるのだが、クローズドケースバックでは確認するにはケースバックを開けないといけなくなる。そんなことをしたらせっかく精度を追い込んでも調整に影響しかねない。つまり確認しやすくするための配慮なのだが、実質シースルーバックにすることは試験の前提条件となっている。

なお、最初に天文台に送られた10本のうち合格したのは3本。その結果を受けて精度調整をかなり厳しくしたそうだが、それでも試験をパスできるのは全体の60%ほどだという。

タカノのロゴがあしらわれた尾錠は一体成形されたように見えるが、実は溶接により作られている。こうした製法はタカノが存在した当時の高級時計ではよくあった技術のようだが、いまや失われし技術となりつつある。
いかにクロノメーター認定を得るのが大変かという話を聞いたものの、筆者が個人的に引かれたのは、その整ったダイヤルだった。タカノの初代シャトー(1961年登場)に倣ったというボンベダイヤルには、フラットだが縁が柔らかくカーブしたサファイアクリスタル風防を合わせる。そこから見えるダイヤルにはポリッシュ仕上げのドットとバーの植字インデックスが浮かび、バーインデックスに至ってはエッジが90°に整えられている。スカイスクレーパー針は全面ポリッシュとすることで繊細だが存在感があり、精緻なレイルウェイインデックスにぴたりと合うように考えられたデザインはクロノメーター機であることを静かに、だが力強く主張する。しかもホワイトは梨地風のわずかに表面を荒らした仕上げであるのに対し、ブラックは艶やかな仕上げと、ダイヤルの質感を変えている。そうした細やかで神経の行き届いたディテールは、いかにも浅岡氏らしさを感じさせていた。

時計は極めて魅力的であったが、気になった点がふたつある。まずひとつは、このタカノプロジェクトが今後も続くのかどうかということだ。実はタカノの時計はタカノ創立60周年の1998年と80周年の2018年に復刻モデルがリコーエレメックスから限定で発売されているが、一部の愛好家の注目を浴びただけで継続生産には至らなかった過去がある。タカノは5年弱のわずかな期間であるが、さまざまなモデルが作られている。そうした魅力的なアーカイブにインスピレーションを得た新作が今度も登場してくれることを個人的には期待している。

そしてもうひとつは価格だ。こだわりは理解できたが、税込で88万円。この価格になると選択肢は非常に多い。それを押してこの時計を選ぶには、もう少し別の、特別感のあるムーブメントが欲しいというのが筆者の正直な気持ちだ。とはいえ、本作は限定ではないといっても、クロノメーター取得の手間を考えるとそれほど数は生産できないだろう。抽選販売という方式を取ることからもそのあたりの事情はうかがえるが、“浅岡氏が手がけた”ということがブランド化しているいま、同じようなスタイルで販売をしてきたクロノ ブンキョウ トウキョウでの販売実績を考えると、おそらくあっという間に売れてしまうのだろうと想像している。
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基本情報
ブランド: タカノ(TAKANO)
モデル名: シャトーヌーベル・クロノメーター(Chateau Nouvel Chronometer)
型番:PWT

直径: 37mm
厚さ: 8mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ホワイトとブラック
インデックス: 3・6・9・12時位置はバー、それ以外はドロップインデックス
夜光: なし
防水性能: 3気圧
ストラップ/ブレスレット:レザーストラップ、SS製尾錠

ムーブメント情報
キャリバー: 90T
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 約25.9mm(11 1/2’’’)
厚さ: 3.9mm
パワーリザーブ: 約42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 24
クロノメーター認定: あり。ブザンソン天文台によるクロノメーター認定書付き

価格 & 発売時期
価格: 88万円(税込)
発売時期: 2024年8月中旬からの一般発売を予定
限定:限定モデルではないが、抽選販売。

A.ランゲ&ゾーネ ダトグラフの周年を祝う限定

A.ランゲ&ゾーネスーパーコピー 代引きはブランド設立30周年とダトグラフの25周年を祝うイベントをスタートさせた。そこではふたつの目を引く新作が発表された。125本限定のホワイトゴールド製ダトグラフ・アップ / ダウン “ルーメン”のリミテッドエディションと、50本限定のダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド “ルーメン”だ。そして今日、ランゲはダトグラフの祝賀をまだ終わらせていないことを示すべく、イエローゴールド製のまったく新しいダトグラフ・ハンドヴェルクスクンストを発表した。通常は“我々の考え”のパートまではリアクションを控えるべきだが、これは本当に素晴らしいものだ。

1815トゥールビヨン “ハンドヴェルクスクンスト”

1815ラトラパント・パーペチュアルカレンダー “ハンドヴェルクスクンスト”
ハンドヴェルクスクンストシリーズは、グラスヒュッテを拠点とするこのブランドが誇る最高かつ複雑な手仕上げと彫刻技術を際立たせてきた、ランゲのフラッグシップコレクションである。2011年に初登場を果たし、1815トゥールビヨン “ハンドヴェルクスクンスト”や、星空のように幻想的な1815ラトラパント・パーペチュアルカレンダー “ハンドヴェルクスクンスト”など、少数限定のエディションがいくつも発表されている。特徴的なサファイアダイヤルと全面夜光のエレメントを備えたルーメンシリーズとは異なり、ハンドヴェルクスクンストシリーズは特定の美学に固執しない。しかし私にとって最も印象的なのはトレンブラージュ装飾が施されたレリーフダイヤルを持つエディションである。


この新作でランゲはダトグラフの深い歴史に敬意を表し、視覚的に最大限の魅力を持たせた時計をつくり上げた。この新作は現行のアップ/ダウンモデルと同じ41mmのケースを採用しており、YG製のメインダイヤルには複雑なトレンブラージュ装飾が施されている。またメインダイヤルにはブラックロジウム仕上げが施されているほか、ライトグレーのロジウム仕上げがされたインダイヤルも特徴的だ。その結果、通常はダイヤルにプリントされる要素がすべてソリッドなYGダイヤルの一部としてレリーフ状に彫刻されており、ほかの部分に施された手彫りのトレンブラージュ装飾と対比をなしている。

ローマ数字やアワーインデックスは植字されているが、タキメーターやミニッツトラックといった要素は、実際にはソリッドなYGダイヤルの一部として浮き彫り状になっている。


この立体的なダイヤルのテクスチャを実現するために、彫刻師は特別に作られたビュラン(刃先が鋭くとがった工具)を使用して、ほかのすべての要素を保ちながらも細かい粒状のコントラストをつくり出した。近くで見ると、特にA.ランゲ&ゾーネのロゴ、ミニッツ&セコンドの目盛り、タキメータースケールのような微細なサイズと角度を持つ要素をレリーフ状に保ちながら、その鋭さを損なわないようにすることはまさに芸術的な偉業である。最後に、面取りとストレートグレイン仕上げを施したあと、インデックスとローマ数字がダイヤルに植字される。


ダイヤルの装飾が注目されるが、もうひとつ重要なのは今回の新作がオリジナルの39mmダトグラフ 403.041(通称“イエロージャケット”)以外で、ごく少数ではあるがYGを使用したダトグラフが久々に登場したことだ。ただその時計でさえもランゲのカタログには正式には掲載されなかったため、存在自体が少し謎めいており、今回の新作と同様に非常に限られた数しか生産されていないと噂されている。この時計がイエロージャケットの存在を暗黙的に認めるものなのか? ランゲはこの点について明確には触れていないが、この新作が熱心なコレクターに向けたさりげないメッセージのようにも思える。

オリジナルの403.041 “イエロージャケット”。Image: courtesy of Phillips

新しいダトグラフ・ハンドヴェルクスクンスト。類似点がお分かりになるだろうか?


本作はダトグラフ アップ/ダウンと同じケースを使用しているが、実際にはアップ/ダウンモデルではない点にも注目して欲しい。2時、6時、10時位置にローマ数字が配置されており、通常6時位置に見られるアップ/ダウンのパワーリザーブインジケーターが取り除かれていることから、このモデルが1999年に発表された初代クロノグラフへのオマージュであると示していると言える。

時計を裏返すと、手巻きクロノグラフムーブメントであるL951.8のメカニカルな美しさが広がる。このムーブメントはHODINKEEでも何度も取り上げてきたが、今回のバージョンが特別なのは、ハンドヴェルクスクンストの原則を継承している点だ。視覚的に最も注目すべきは、ジャーマンシルバー製のムーブメントプレートに施されたフロスト仕上げであり、これは過去のハンドヴェルクスクンストやF.A.ランゲへのオマージュ作品でも多くに見られた特徴である。

今回は、クロノグラフのレバーすべてに手作業でブラックポリッシュ仕上げが施されている。そのため特定の角度ではポリッシュ仕上げされたパーツが真っ黒に見える。これまでのフロスト仕上げのムーブメントでは、レバーの上部は通常サテン仕上げが施されていたが、このミラーポリッシュ仕上げによりムーブメント内部に鮮やかなコントラストが生まれることは間違いない。

最後に、すべてのランゲの時計に見られる手彫りのテンプ受けにもハンドヴェルクスクンストなりにひねりが加えられている。ダトグラフ・ハンドヴェルクスクンストのテンプ受けにはレリーフ彫刻でツタの模様が施されており、これまでの多くの彫刻に見られたフローラルモチーフに遊び心を加えたものとなっている。

このツタのモチーフは、レリーフ彫刻として施されている。

フロスト仕上げのプレートとブラックポリッシュ仕上げのレバーのコントラストが際立っている。
A.ランゲ&ゾーネのダトグラフ・ハンドヴェルクスクンストは25本限定で生産され、すべてA.ランゲ&ゾーネのブティックでのみ販売される。

我々の考え
まだお気づきでない方もいるかもしれないが、私はこの時計を本当に驚くほど美しいと思っている。この意見には多くの読者も同意してくれるのではないだろうか。ランゲのハンドヴェルクスクンストモデルは、まさに見る者にとって特別なものであり、限られた少数のコレクターにしか手に入らない運命にあるが、このシリーズはブランドの技術力を象徴するフラッグシップとして大好きなコレクションなのだ。

ダトグラフ・ハンドヴェルクスクンストは、ドイツ特有の厳格さを最高の形で保ちつつ、その見せ方において驚くほど劇的な要素を兼ね備えている。まさにランゲらしい時計だ。これまでに何度か、ブランドのトレンブラージュ彫刻が施されたレリーフダイヤルを見る機会に恵まれたが、そのたびに感動を覚えた。職人がこれだけの立体的な要素を持つダイヤルを、ひとつも傷つけることなく仕上げるなんて本当に信じられない。だからこそ、私はグラスヒュッテでこれらの時計に携わることなく、キーボードを叩いているのだろう。

この新作は、Watches & Wondersで発表されたふたつの新作を凌ぐかのように、熱心なコレクターのためのものに感じられる。ある意味ではオリジナルのダトグラフを完全に現代風に再解釈したものであり、この時計こそがオリジナルを真に祝うものとして最も近い存在だと言える。

YGのダトグラフというだけで魅了されるが、そこにハンドヴェルクスクンストの装飾が加わることで、その魅力はさらに高まっている。25本限定のリリースであることを考えると、新作は即完売してしまうだろう。ランゲは価格を“要問い合わせ”としているが、昨年のスペシャルエディションの価格を考えると、この時計の価格も相当なものになるだろう。もし究極のダトグラフを求め、そしてお金に糸目をつけないなら、この時計がその答えかもしれない。

基本情報
ブランド: A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)
モデル名: ダトグラフ・ハンドヴェルクスクンスト(Datograph Handwerkskunst)
型番: 405.048F

直径: 41mm
厚さ: 13.1mm
ケース素材: 750イエローゴールド
文字盤: 750YG、トレンブラージュ彫刻を施したメインダイヤルにブラックロジウム仕上げ&インダイヤルにグレーロジウム仕上げ
インデックス: アプライド
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: 手縫いのダークブラウンアリゲーターストラップ、YG製ディプロワイヤントクラスプ

ムーブメント情報
キャリバー: L951.8
機能: 時・分・スモールセコンド、アウトサイズデイト表示、クロノグラフ
直径: 30.6mm
厚さ: 7.9mm
パワーリザーブ: 約60時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 1万8000振動/時(2.5 Hz)
石数: 43
追加情報: フロスト仕上げのムーブメントプレート、ブラックポリッシュ仕上げのレバー、ツタのモチーフがレリーフ彫刻された手彫りのテンプ受け

価格 & 発売時期
価格: 要問い合わせ
発売時期: A.ランゲ&ゾーネのブティックにて販売
限定: あり、世界限定25本(シリアルナンバー入り)