Hショップのヴィンテージウォッチスーパーコピー時計最新情報はここで手に入る。

5つの新しいヴィンテージウォッチが入荷した。以上、おわり。それではまた来週。まあ、実はまだ以前入荷したヴィンテージコレクションもしっかり残っている。新入荷のものから、以前から販売されているものまで、あなたの目に留まるものがあればうれしい。年始は時計ボックスを見直すのに最適な時期だ。もし、このページで気になるものがあれば、2023年にあなたのコレクションに加えたいヴィンテージウォッチを、遠慮なく教えて欲しい。

我々お気に入りの3本についての、逸話や個人的な見解、そして考察を読んでみて欲しい。

もしテーマがあるとすれば、今週のハイライトはバリューピックのカテゴリーに入るかもしれないが、あまり大きな声でいうと、時計のきまりが悪くなるかもしれないのでやめておこう。34mmケースのシンプルなオイスター パーペチュアル デイトは地味に見えるかもしれないが、リッチが語る例を見れば、なぜこの時計が見過ごせないロレックスであるかがわかるはずだ。サオリ・オオムラは、オメガのコンステレーションを紹介。この時計は、名前こそ目立たないものの、腕につけるとインパクトがある時計だ。最後に、オメガのスピードマスターが、少数だが熱心なファンに支えられている単なるカルトクラシックにとどまらない価値を持つ理由について、ショーン・イーガンの考察をお届け。

1970年代製 ロレックス オイスター パーペチュアル デイト Ref.1501

私はいつも小さな時計に引かれる。そう、私は比較的若い方で、“パネリスティ”のムーブメントに乗り遅れたのだ。もし興味がわいてたとしても、私の親友にはパネライ愛好家もいるので何の問題ない。大丈夫だ、断言しよう。44mm以上のものよりも、私は昔からずっと34mm以下のもののほうが快適に感じている。ラッキーなことに、このロレックスのRef.1501 オイスター パーペチュアル デイトはまさに34mmなのだ。世の中、本当におもしろい。

1970年代製 ロレックス オイスター パーペチュアル デイト Ref.1501
 真面目な話、このサイズと、このヴィンテージ感、そしてこのコンディションのものを自信をもって身につけるということは、それだけ真摯であるということなのだ。とはいえ、時計を身につけること、時計を楽しむことのすべてが、その時計を見た人がどう思うかに左右されるわけではない。あるコレクターにとっては、それが大きな関心事である一方、ほかのコレクターにとってはまったく重要ではないのだ。そんなことを気にする必要はなく、今回紹介する1501のような時計は、比較的地味なリファレンスの優れた例からしか得られない洗練さを存分に表現している。

1970年代製 ロレックス オイスター パーペチュアル デイト Ref.1501
 このヴィンテージOPは、控えめなデザインでありながら、手首の上で存在感を発揮する大きさだ。オイスターケースとブレスレットの輝きもさることながら、この時計は部屋のなかで注目を集めることはない。しかし、この時計が注目されるのは、よく吟味したときだ。もともとブラックだったダイヤルは、“トロピカル”な雰囲気に包まれ、その斑点は実に見事。さらに夜光塗料は、クリーミーなオフホワイトの色合いに変化している。繊細な変化を求めるなら、このヴィンテージウォッチがおすすめだ。詳細はこちらで確認して欲しい。
1952年製 オメガ コンステレーション Ref.2782-2SC

このような時計を見て、私はすぐに“あぁ、これだからいいヴィンテージ時計は好きなんだ”と思うのだ。現在、さまざまなコンステレーションが復刻されているが、どんなに頑張っても、現代の量産品では簡単には真似できない時計だ。ヴィンテージウォッチには、時間だけがもたらす不思議な魅力があるのだ。
 オメガの“コンステレーション”は、文字どおりダイヤルに星のモチーフを施した、ブランドの新しい輝きを放つモデルとして1952年に登場した。このコレクションはラグジュアリーなカテゴリーとして位置づけられ、ときには18Kイエローゴールドのケースやブレスレットで提供されることもしばしばあった。コンセプトは、外観はエレガントな美しさを持ち、内部には評価の高いクロノメータームーブメントを搭載することだった。ケースバックにはキュー天文台のエングレービングが施され、天文台へのオマージュと搭載するムーブメントの品質の高さを示している。第2次世界大戦の終結から7年後、社会はよりよい、より明るい未来を受け入れる準備が整っていたのだ。

1952年製 オメガ コンステレーション Ref.2782-2SC
 この時計をどう見るかにもよるが、このコンステレーションはやや装飾過多のようにも見えるが、私はそれほどでもないと思う。この時計をおもしろくするのに十分な個性がありながら、過剰な演出はしていないといえよう。まず、スタイリッシュな細長いラグが、腕の上でこの時計に存在感を与えている。
 そして、ダイヤルの話をしよう。私はヴィンテージのブラックダイヤルが好きだが、このダイヤルはまさしくその条件を満たしている。現代の時計ではなかなか再現できないからこそ、現代の時計にはない柔らかな質感があるのだ。このような特別な存在になるためには、時間を経なければならない。ややドーム型のスタイルは、ミニッツマーカーをダイヤルの高い位置に意図的に配置することで、時計にさらなる奥行きを与えている。太いアプライドマーカーから12時位置のオメガロゴまで、ゴールドトーンのディテールが見事に熟成され、さまざまな色合いのゴールドがヴィンテージブラックダイヤルに映える。そして、これらの要素すべてをまとめているのが、ギフトボックスの上を飾るゴールドのリボンのようなクロスヘアモチーフだ。

1952年製 オメガ コンステレーション Ref.2782-2SC
 今も昔も私のように、現代の時計が持つカッチリとした正確さが好きな人もいるだろう。しかし、ヴィンテージウォッチには、時を経て個性的になっていくからこそ、得られる説得力がある。私にとっては、“全体は部分の総和に勝る”ということなのだ。この時計は、温かみがあって、魅力的で、多少の不完全さがあっても、少し人間味があるように感じられる。人によっては、ただの古い時計に見えるかもしれないが、本当にヴィンテージウォッチが好きな人なら、直感的に感じられるはずだ。そんなわけで、このシンプルなオメガのコンステレーションを今週の1本に選んだ。
1990年代製 オメガ スピードマスター リデュースド シューマッハ カートエディション Ref.3510.80.00

ミハエル・シューマッハといえば、多くの時計がその名を刻んでいる。彼は長年ステアリングを握り続けた、伝説的なレーシングカードライバーのひとりであるのだから当然だ。そのため、“シューマッハ”と呼ばれるスピードマスター リデュースドケースを持った腕時計の数々をリストアップすることができるほどだ。多くの人がオメガのレーシングウォッチというスタイルを知るきっかけになったのも彼のおかげで、彼には計り知れないくらいの魅力があることを知っている。1988年に発売されたこのモデルは、96年にフェラーリチームでの彼の功績を称えたもので、彼の名前を持った赤と黄色の2色の限定モデルが発売されるまで、最優秀レーサーとのつながりを持つことはなかった。そしてこの年、3本目のカラフルなスピードマスターも発表された。ブルーダイヤルの6時位置にCARTのレーシングロゴを配した、オメガ スピードマスター オートマティック カートレーシングだ。この3本は、すべて同時期に同じイベントで、ミハエル・シューマッハのカートレース場で発表された。赤と黄色のモデルはブランドによってミハエル・シューマッハのものであるとされているが、青のモデルをシューマッハのスピードマスターと呼ぶブランドからの公式情報は見当たらない。

1990年代製 オメガ スピードマスター リデュースド シューマッハ カートエディション Ref.3510.80.00
 この時計にまつわるレースの歴史は、まだまだある。2016年にさかのぼるが、我々はこの時計のあるセール情報をこの記事で取り上げた。 1997年のクリスマスにポール・ニューマン、そう、あのポール・ニューマンが、彼とカール・ハースのレーシングチームに贈るために、この時計を大量に注文したことが判明したのだ。贈られた時計には、すべてチーム名と年号が刻印されていた。この時計が何本注文されたかは確認されていないが、いずれは入荷する可能性もあるので、注目しておいて欲しい。本品はそのような実績のあるものではないが、非常によく似たものをこちらで見ることができる。

1990年代製 オメガ スピードマスター リデュースド シューマッハ カートエディション Ref.3510.80.00
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