パテック・フィリップスーパーコピー

パテック フィリップのリファレンス3970に注目すべき理由。

サラブレッドのDNAを持ちながら、最初の1歩を踏み出せなかった。それは変えるべきだろうか?

パテック フィリップのリファレンス3970を初めて見たときのことは覚えていないが、最初に見たある時計のことは覚えており、かなり印象に残っている。それは2014年、わたしがサザビーズのカタログ係からアソシエイト・スペシャリストへと昇進したばかりだったときのこと。過去に仕事をしたことのあるクライアントで、小さな作品をいくつか委託していた人がいた。いつも気さくで温厚な彼がある日わたしに、イエローゴールドの3970Eを委託する準備ができたと連絡をくれた。わたしは緊張しつつもコンプ(類似モデル)を探し、6万ドルから8万ドル(当時の相場で約635万~850万円)というエスティメートを出した。オークションは間もなく始まったが、わたしの期待を裏切るように、この時計に興味を示す人はほとんどいなかった。オークション前夜、わたしは必死で委託者に電話し、入札が活発になるようにリザーブを下げたが、言うまでもなく彼は不機嫌だったし、わたしはきつい小言をもらった(オークションハウスでの生活なんてそんなもの)。この時計は結局6万8000ドル(当時の相場で約720万円)で落札されたが、委託者、そしてわたし自身もがっかりした。今でも3970と聞くとこのエピソードがフラッシュバックする。時計への愛が冷めたわけではないだろうに、3970はどうしたのだろう、なぜ誰も気にしていないのだろう? と、いつも不思議に思っていた。


パテック フィリップ Ref.3970。

 わたしにとって、その魅力は常にそこにあった。パテック フィリップ最後の偉大なデザインのひとつとされ、かなり複雑な作品である。美しく、サイズ感もよく、ムーブメントもいい。コレクターズウォッチとしてすべての要素を備えているのだが、なぜか結果はいつも少し控えめで、やや冴えない。そこでわたしはこの時計を真に理解し、その本質を見極めることにした。さっそく見ていこう。

まずリファレンス3970とは?
 リファレンス3970は1986年に誕生した(自分で言うのもなんだが、いい生まれ年だ)。1980年代は機械式時計にとって奇妙な時代だったことを忘れてはならない。クォーツムーブメントが状況を一変させ、人々はコンプリケーションウォッチに見向きもしなくなったのだ。実際、クロノグラフでさえまったくもって人気がなかった。そのため、1986年にパーペチュアル・カレンダー・クロノグラフ 3970が発売されたとき、リテーラーは簡単には動かなかった。クリスティーズの時計部門責任者で、パテック フィリップのあらゆる権威であるジョン・リアドン氏(彼は文字どおり、数冊の本を執筆している)によると、リテーラーは売るのが難しすぎたために、パテックを引き取りたがらなかったというのだ。しかし、これらの時計の人気と価格について説明する前に、3970が実際にどのようなものであるかを知る必要がある。

3970はパーペチュアルカレンダー機能のついたクロノグラフで、1951年から1986年まで生産されたアイコニックな2499の後継機である。それ以前は、Ref.1518がパテックの“永久カレンダー・クロノ”の称号を占めていた。実際、1518は全体的に見て初めて連続生産されたパーペチュアル・カレンダー・クロノグラフであり(詳細はこちら)、20世紀時計製造の真のアイコンである。

 3970はホワイトゴールド、イエローゴールド、ローズゴールド、そしてプラチナで生産された。ケース自体のサイズは36mmで、2499よりも1.5mm小さい。ダウンサイジングはパテックにとって興味深い選択だった。うるう年表示とクロノグラフ30分積算計(3時位置)、ムーンフェイズと日付表示(6時位置)、クロノグラフ12時間積算計とランニングセコンド(9時位置)という3つのインダイヤルを備えた、伝統的なダイヤルディスプレイが特徴的だ。12時位置には曜日・月のふたつの開口部があり、伝統的な丸いクロノグラフプッシャーがリューズに隣接している。全体的に見てもパテック フィリップらしく、1518や2499など、いずれも聖杯の域に達したネオ・ヴィンテージ時代の傑作のあとにリリースされるモダンな作品として、ブランドの過渡期を表している。なお、2499/100は1980年代に入っても生産されていたので、3970はそのリファレンスに近い素晴らしい後継モデルだった。


左から、初のパーペチュアルカレンダー・クロノグラフのRG、SS、YG製のパテック フィリップ Ref.1518。

 3970の中心にあるのはムーブメント、すなわちCal.CH 27-70 Qである。このキャリバーはパテックがクロノグラフで使用した最初の非バルジュベースのムーブメントであった。このキャリバーは、初期のオメガ スピードマスターに搭載されていたCal.321のベースにもなった、レマニア2310をベースにしている。約60時間のパワーリザーブを確保した手巻きムーブメントで、後の5970、5004(ラトラパンテ機能追加)でも採用されている。3970の全系譜で採用され続けた美しくも信頼性の高いムーブメントであり、現代においてもヴァシュロン コルヌ・ドゥ・ヴァッシュのようないくつかの特別モデルに搭載されている。このキャリバーの仕上げは素晴らしく、もちろんすべて手作業で行われている。CH 27-70 Qは製造当時、世界で最も優れたムーブメントのひとつであり、まさにジュネーブの流儀を体現していた。


Cal.CH 27-70 Q。

ADVERTISEMENT

第1、2、3、4世代
 先述したように、3970は1986年に誕生し、2004年まで生産されていたが、これは現代のパテックのリファレンスとしては決して短くはない期間である。これは4つの世代で分類され、それぞれ少しずつ異なり、またあるものはほかのものより希少である。変更されるディテールはすべて素晴らしく、針、インデックス、および裏蓋で確認できる。

第1世代(1986年)

アンティコルム オークション 2015にかけられた、パテック フィリップ初となるリファレンス 3970。Photo: courtesy of Antiquorum

 第1世代はわずか100本しか作られておらず(3971を除いて)、シリーズのなかで最も希少なモデルである。第1世代は、シルバーのダイヤル、フィーユ (英語でリーフ)針、バーインデックス、そして少し色の違うインダイヤルによって定義される。さらにこの個体はスナップ式のケースバックを備え、すべてYG製、しかもすべて1986年にのみ製造された。さらにブレスレット(うっとりするね)がセットされたものも見つけることができ、それらについてはリファレンスのうしろに“-1”が付く。これは3970および3971の両方に当てはまる。

リファレンス3971(1986年)

レジナルド“ピート”フラートンが所有していたパテック フィリップ 3971。


3971と3970の明確な違いである、スナップ式のシースルーバック。

 1986年に3970と並んで生まれたもうひとつのリファレンスが、3971である。このリファレンスはフィーユ針、バーインデックス、異なる色のインダイヤルを備えた第1世代の3970とまったく同じ仕様だが、同リファレンスにはスナップ式のサファイアクリスタルバックがあった。このモデルは第1世代、第2世代と並行して生産されたが、後に生産終了となった。Ref.3971の製造本数は300本にも満たないという超レアなリファレンスだ。だがスナップ式のサファイアクリスタルバックを欲しがる人を、本当に責めることはできないだろう?


3971のカタログ。

第2世代(1987~1990年)

色が統一されたダイヤル&インダイヤルに、バーインデックス(わたしのお気に入り)、フィーユ針を備えた第2世代の3970ER。ケースバックはネジ込み式だ。

 第2世代は1986年から1991年までYG、RG、WGで製造され、またプラチナでも少量だが生産された。厳密には、ネジ止め式の頑丈なケースバックから3970E(Eはétancheの略、防水の意)として知られている。全部で約650本(3970と3971)作られたが、なかでもWG製は最も希少である(現在知られているのは6本だけだ)。第1世代との差別化は、インダイヤルが文字盤と同色であることと、ケースバックがネジ止め式のソリッドバックであることの2点である。クライアントがサファイアのネジ込み式シースルーバックを追加注文できるオプションもあったが、これは希だ。フィーユ針とバーインデックスに変更はなく、また1990年まではケースが手作業で仕上げられていたため、第1、第2世代がコレクションとしての価値が高いことは覚えておく必要がある。


ネジ込み式の裏蓋を備えた、第2世代の3970EP。

ADVERTISEMENT

第3世代(1990~1995年)

砲弾型インデックスとバトン針を備えた、第3世代の3970。

 第3世代の3970は、生産数がやや多くなり始めた時期である。1989年から1995年頃までに全4種の金属で作られ、総生産数は約1350本だ。ここでの大きな違いは、ソリッドケースとサファイアクリスタル製のスクリューバックケース、先のとがった砲弾型インデックス、そしてリーフ針の代わりにバトン針が採用されたことである。また文字盤も明るいシルバーになり、プリントがより重く、鮮明な仕上がりになっている。これは最もありふれた3970であるためいちばん手ごろで、第4世代とも並行して生産されていた。

第4世代(1995~2004年)
 最終シリーズとなる第4世代は、1994年から2004年頃まで生産されていたもので、第3世代とまったく同じだが、シリアルナンバーのレンジが新しくなり、Dバックルクラスプがセットされた。およそ2000本が作られ、4種類の金属すべてが使用された。最後の生産であり、コレクターもあまりいないモデルだ。


これは2002年製第4世代の3970EPで、基本的には第3世代と同じ、尖ったバトン針とインデックス、ネジ込み式のサファイア製シースルーバックを備えている。


ネジ込み式のサファイア製シースルーバックからは、Cal.CH 27-70 Qが鑑賞できる。

 3970は20年以上にわたって生産され、そのライフサイクルが終わるまでに複雑なリファレンスのひとつであり続けた。このリファレンスは、クッション型ケースにQP(パーペチュアルカレンダー)クロノグラフというコンプリケーションを搭載したRef.5020により途絶えた(わたしの好みではなかったし、ほかの誰の好みでもなかった)。3970は最終的に2004年に5970、そして2011年には5270へと続いた。もちろん、5970は3970とまったく同じキャリバーを使用しているが、刷新されたケースサイズとクリーンなダイヤルは、限られた生産量と相まって、ほとんどのコレクターにとってはるかに魅力的な時計として映っている。

3970はコレクターズアイテムなのか?
 さて、この記事を執筆しようと思ったとき、この時計が次に収集すべき時計であるという非常識な発見に出くわすだろうと確信していた。しかし、この時計について長い時間をかけてみると、この時計の素晴らしさはスーパースターのような地位にあることではないことに気づいた。実際はその逆だ。平均的な3970の価格は、素材や世代によって7万ドルから20万ドル(当時の相場で約775万~2210万円)程度であるが、ユニークピースは依然として最も収集価値が高い。ここでは、そのハイライトをいくつか紹介する。

ADVERTISEMENT

スペシャルな3970たち
 ヴィンテージウォッチで忘れてはならないのは、特別なダイヤルや構成があれば、いつでも価値が上がるということ(そう、当たり前なことだが、あえて言う必要がある)。これは3970でも同様で、さまざまなバリエーションが存在する。最近、オークションに出品されたもののなかには、ブラックダイヤルにブレゲ数字(何と名付ける?)の構成を持つプラチナ製3970がある。この時計は“おそらくユニークピース”(みんなそうだろうが) で、またタキメータースケールが加えられている(ここにエリック・ウインドが叫んでいる絵文字が入る)。この時計は20万から40万スイスフラン(当時の相場で約2260万~4520万円)で落札されると予測され、今月後半にフィリップスでオークションにかけられる予定だ(編集追記:結果は34万8500スイスフラン、当時の相場で約3940万円にて落札)。


おそらく唯一無二のパテック フィリップ 3970P。

 上の時計に似ているのは、WGにサーモンダイヤル、ブレゲ数字、タキメータースケールが描かれたエリック・クラプトンの3970である。クラプトンのものであること、ブレゲ数字をあしらったユニークなサーモンダイヤルであることなど、明らかにこの時計には重要なポイントが詰まっている。この時計の最も興味深い点は、同じオークションで販売されたクラプトンの5004を5万ドル上回り、3970が45万9000ドル(当時の相場で約5000万円)、5004が40万5000ドル(当時の相場で約4410万円)で販売されたことである。この時計の詳細はこちらを参照して欲しい。


エリック・クラプトンが所有していた3970。Image: courtesy of Phillips

 また、2015年のアンティコルムで20万スイスフラン(当時の相場で約2520万円)以上の値をつけた、史上初めてのパテック フィリップ 3970も公に販売された。もちろん、このような斬新なモデルとしてはかなり魅力的な価格ではあるが、最初の世代がYGであるため、例えばフィリップスで発売されるスペシャルダイヤルを持つプラチナ製3970に比べると、この価格は弱い。変わったダイヤルが最初のシリアルナンバーのようなものに勝るのは明らかだが、それでもあまり強力ではない。スペシャルダイヤルは常に最も望ましいものであるが、希少な製品である3970には、ある種固有のクールさと望ましさがあると言いたい。特殊なダイヤルは、特別であるために大物から依頼されているのだ。スナップバックを備えた初期の3970は、信じられないほど希少で特別な時計であり、わずか100本しか製造されなかった。また本当のヴィンテージ感があり、比較的高価ではない。それならWGでできた第2世代の時計があるので、探してみて。本当だ。

パテック・フィリップのめったにない時計のモデルは現れて売場をたたきます

2020年6月27日~28日、富芸斯は連ねてBacs & RussoとHôtel La Réserveホテルで第11回のジュネーブの時計のオークションを催します。パテック・フィリップスーパーコピー

今回のオークションは共に215時計算する貴重な品が現れて、その中は4つが表を作成する業界の伝奇の人物から弗(Jean―Claude Biver)個人の収集するパテック・フィリップの腕時計でないに比べて―クロード・を譲りを含みます。この4つの腕時計は皆稀少でめったになくて、高く備えて価値を収集して、最終総取引高は830万瑞郎を上回ります。

オークションの順序によって、第は1枚Ref.1518粉の旧正月の初相場のバラの金の腕時計(38番)です。聞くところによると、パテック・フィリップはただ9つのRef.1518粉の旧正月の初相場のバラの金の腕時計だけを生産して、オークションしたのに参与するのがその中が唯一藍鋼のポインターの朕の品物によく合って(常規が金の質のポインターによく合うで、藍鋼のポインターはもと主なを表すオーダー制の需要)です。この腕時計がたたく前に値段を見積もる120万~240万のめでたい男、最終取引価格は338万瑞郎に達して、Ref.1518バラの金の腕時計を作って記録をオークションします。

第2はRef.96HUグリニッジ標準時の18K黄金の腕時計(64番)です。この腕時計は1937年に産して、歴史的意味それともパテック・フィリップの製造する最も稀有なグリニッジ標準時の腕時計の中の一つがあるだけではありません。Ref.96HU腕時計はかつて発売を発売することがなくて、現在のところは2つだけあって世を保存するのをすでに知っていて、1枚は弗先生でないに比べてから2011年にジュネーブパテック・フィリップの博物館で、別の1枚のチベットを買います。この腕時計がたたく前に値段を見積もる30万~60万のめでたい男、最終取引価格は38.75万瑞郎に達します。

第3はRef.2499万カレンダーの時間単位の計算の18K黄金の腕時計(155番)です。この腕時計は第2Ref.2499に属して、円形の時間単位の計算の押しボタンと棒状を採用して埋め込みして貼る時表示して、速度計の目盛りを保留しました。聞くところによると、パテック・フィリップがただ20のよく合う棒状だけを生産して埋め込みして貼る時標的の第二世代Ref.2499黄金の腕時計、オークションのこれに参加するのは中の一つです。この腕時計がたたく前に値段を見積もる100万~200万のめでたい男、最終取引価格は260万瑞郎に達します。スーパーコピーブランド時計激安通販

第4はRef.1579プラチナの金の腕時計(214番)です。この腕時計は状況を保存して完全でしかも吸引力を高く備えて、3つのパテック・フィリップRef.1579プラチナの金の時間単位の計算が中の一つを表しを積み重ねるのです。しかし面白くての、3つの腕時計は連続したシリアルナンバーがあって、しかし時計の文字盤がそれぞれ異なっていて、1枚ごとにすべてただ1つだ。オークションのこれに参加するのは3つの中の最後1枚で、その独特な場所は盤面の目盛りが青いで飾りにあって、同時にクモを配備して耳を表します。この腕時計がたたく前に値段を見積もる80万~160万のめでたい男、最終取引価格は194万瑞郎に達します。